相談・獣医師回答・コメント
めだか(質問主)
犬 14歳 メス ゴールデンレトリバー
体重:24kg
飼育歴:13年11ヶ月
居住地:長野県茅野市
飼育環境:室内
前回の相談に、丁寧なご回答をありがとうございました。動物病院から往診に来て頂き、血液検査の結果、炎症反応性たんぱく質7.0mg。どこか特定できないが感染症と診断され、抗生剤の点滴を受けました。飲む薬として、抗生剤セファクリンを処方。翌日胆汁を吐き更に尿路感染を疑いエンロフロキサシンを追加処方されました。全体に元気が無く良くない状態が続きましたが、少しづつ状態が良くなって来ました。再度血液検査の結果、炎症反応たんぱく質の数値が変わらず7.0でした。抗生剤が効かないのではと、ビブラマイシン追加に処方。〈翌日一回飲ませてました)現在BANクレアチンが20.62 Cre1.6 BAN33と腎臓の数値が高いので、3種類の抗生剤を飲ませて良いのでしょうか?現在は、ロイヤルカナン療養食リキッドタイプ、ヒルズの回復期ケア食、エナジー500、鶏肉などを食べさせて、状態はかなり良くなってきています。他に甲状腺機能低下症のチラージンを9年飲んでいます。複合して飲む抗生剤について、本当にそんなに飲ませても大丈夫なのか心配ですので、教えて頂けたらと思います。
2019-07-14 23:42:51
専門の獣医師からの回答
BANという血液検査項目はありませんので、BUNの間違いでしょうかね。血液検査の機械によって正常値が異なるのですが、世界的にはCre1.4以上で腎臓病と診断していきます。
炎症性たんぱく(CRP)が上がっていますが、その原因が何かがわからないのでしょうか。往診とありますが、ちゃんと病院に行かれてレントゲンやエコー検査をされてはどうでしょうか。まずはそこからです。膀胱炎では吐きませんので、尿検査で膀胱炎があったとしても、他にも病気があるはずです。
抗生物質が投与されていますが、細菌感染の場合にのみ抗生物質は効果的です。どこにどんな病気があるのかを検査しないとそもそも抗生物質が有効なのかさえわかりません。膀胱炎でも有効なのは細菌性だけです。尿検査をして診断されたと思いますが、そもそも膀胱炎の症状、頻尿などはあるのでしょうか?繰り返しますが、膀胱炎のみで吐いたり、元気がなくなったりすることはまずありません。主な病気は他にあると考えるほうが自然です。高齢のゴールデンですから、慎重に検査をしないといけないと思います。
診察をしていないので、一般論しか言えませんが、抗生物質は腎臓に負担をかけますが、CRPをあげた原因の病気が細菌感染であり、ひどいのであれば腎臓を見ながらでも抗生物質を投与する必要があるでしょう。ただ、確定診断をせずにCPRだけをみて抗生物質を3剤も投与しているのであれば、大きな病気を見逃している可能性が否定できないと思います。結果的に治ってくれればいいですが、時間とともに悪化している可能性もありますので、まずは精密検査です。
2019-07-19 11:13:23
記事への感想や、愛犬のかゆみで悩んでいることをお聞かせください。5月末までにご回答頂いた方の中から、抽選で10名様にAmazonギフト券500円分をプレゼントします。
みなさんの心配事に似ている過去の事例がないか、症状、病気、体の部位、薬、犬種・猫種など気になるキーワードで、相談・回答を検索してみましょう。