イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

(質問主)


猫アイコン 猫 5歳 オス 雑種

体重:不明

飼育歴:4年8ヶ月

居住地:神奈川県秦野市

飼育環境:室内

未去勢のオス猫についてです

先月くらいからトイレ以外(布団)におしっこをするようになり、今晩はトイレに行く回数が多く、見てみたら尿量が少ないのです。
それにトイレ後肛門あたりをよく舐めています。
食欲はとてもあり、ぽっちゃりとした体型です

今年の夏くらいに尿路結石の診断を受けそれからはそれ用のフードを与えていますが、再発してしまったのでしょうか?
そしてそれはストレスも原因になるのでしょうか?

最近忙しく構ってあげられてなかったのでそのせいなのかとも思っています。

日時2019-01-09 01:17:46

専門の獣医師からの回答

 下部尿路疾患の可能性がありますね。猫の下部尿路疾患の原因で最も多いのが特発性膀胱炎で、特発性膀胱炎の原因としてはストレスが大半を占めるとされています。
猫のストレスを緩和させる対策としては
①1頭に1つ以上の清潔なトイレの用意(猫の頭数+1)
②爪とぎや登り棚のついたキャットタワーの設置
③ネズミのおもちゃやレーザーポインターでの遊び
④環境の変化の回避
⑤去勢、避妊手術の実施
が挙げられています。
 また特発性膀胱炎は冬場に発生が多いのですが、その原因として冬場は飲水量が減ることが一因とされています。よって飲水量を増やすために常に新鮮な水が飲めるよう(1カ所より、2カ所、3カ所の方が飲水量は増える)してあげ、場合によっては食事をすべてウェットなものにしてあげるのも有効です。
 また膀胱炎を起こすと炎症産物が尿中の結晶に絡んで尿道栓子を形成し、尿道の細い雄猫ではそれが尿道を閉塞しておしっこ詰まりになってしまうことがあります。よってそれを予防するために結晶のできにくい処方食を与えていただいていると思いますが、それでもおしっこ詰まりになってしまった場合は、猫ちゃんの状態は一気に悪く(食用不振、嘔吐)なりますので、すぐに病院でみていただいてください。
 早く良くなるといいですね。


日時2019-01-10 17:17:56

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