イヌ・ネコの健康医療相談

糖尿病の猫にインスリンを投与していますが、量があっているのか不安です

飼い主からの相談に専門の獣医師が回答します

(質問主)


猫アイコン 猫 6歳 オス 雑種

体重:6.9kg

飼育歴:6年0ヶ月

居住地:埼玉県川越市

飼育環境:屋外

はじめまして。うちの猫、身長70cmくらいの大型猫なんですが、糖尿病の疑いがあってインスリンを打ちはじめています。病院に行く前にカチコチに固まってしまいオシッコももらしてしまうくらいの極度の緊張屋なんでインスリンの量もなかなか決まらず、最初のうち預けた時にはヒューマリンを5単位打つとすぐ下がりはじめ6時間後に66でピークという結果が出てた為3単位で打ちはじめ 体的な負担はなそうだったんですがその後も2〜3週間毎日のように病院に連れて行っていた為 血糖値も大興奮して ご飯あまり食べて行ってない時も病院で測ると血糖値が400とか500とかいってしまいます。周りで犬とかキャンキャン泣くのが怖いみたいなんです。これだと正確な血糖値も測れないし自宅で落ち着いてる時自分で測ろうと先生に相談して測定器を注文しました。ウロペーパーも5日ごとに見ることにして朝晩食事を食べたら4単位、半分以下なら2単位打つことにしたのですが…
①急に食事の時間が12時間ごとになり食間が長くなったせいか すごく時間前まで欲しがってたのにいざ食べる時はあまり食べられず残してしまう。間に5gだけカリカリをあげてみるとちゃんと食事の時間も食べられるようなんですが やっぱりまったく12時間あげないほうが良いのか?
②インスリンを打ちはじめてから食事が終わるとすぐ寝てしまいます。人間もそうらしいですが空腹で急に食べると血糖値がガーンと上がって寝てしまうのか それともインスリンを打ったからげんなりしてしまってるのか どういう状況なのでしょうか?
②4単位を打ち続けると毎回だんだん食欲が減ってきてしまい、元気もなくずっと寝たまま。失敗してインスリンを打てなかったり食べる量が減ってるから2単位とかにすると普通に歩き回ったり遊んだりして起きてるんですが、量が多いということでしょうか?
③食欲があって必要カロリーまで食べたほうが良いのか 4単位打ち続けて食べる量が減ったほうが正しいのか判断が難しいのですが、食欲ないなら量を減らした方が良いのでしょうか?

先生は来院の時の数値が高いから心配で下げる為に4単位と言ってるのですが、食べる量や元気の出方が違うので打ち続けて良いのか不安です。体重も減ってないし、真夏の暑い頃と比べて尿の量も水を飲む量も減ってきてます。ここだけの判断では難しいかもしれないですが、よろしくお願いします。
文章長くて要領を得てなくてすみません

日時2018-09-12 10:00:03

専門の獣医師からの回答

病院で血糖値を測定すると400~500mg/dlあるとのこと。この数値は、自宅で安静にしていてもこれに近い高さの可能性がありますし、猫が興奮して一過性に血糖値が上昇したために本来よりも高い値が得られている可能性も考えられます。また、「ソモギー効果」といってインスリン投与によって夜間から明け方に急激な低血糖を生じ、その後反動として高血糖を生じている可能性も否定出来ません。多分、朝食前にインスリンを投与せずに受診して測定して頂かれたのだと思います。同じタイミングでいつも高血糖であるなら、例えば夕方の注射の2時間くらい前(夕食前)の血糖値がどの程度か一度測定してみるのも良いのではないでしょうか。
幸い、ご自宅で血糖値の測定を試みられるとのことですので、測定の回数や
タイミングについて主治医とよくご相談されることをお勧め致します。
ところで、血液中の「フルクトサミン」を測定してインスリン投与量の設定に利用することがあります。フルクトサミンは採血時から遡って2週間前後の平均的な血糖値を知ることが出来る検査とされていますので、今後利用価値があるか主治医にご相談下さい。
① のご質問ですが、猫は元々昼夜を問わず少量ずつ採食する動物ですので、インスリン注射時に一度にまとめての完食が理想ですが現実には難しいようです。しっかり栄養を摂り、摂った栄養を利用して体重と体力が低下しないようにするために適切な量のインスリンを投与することが理想ですので、なるべくまとめて食べてくれるように習慣づけることを意識するとして、次の食餌まで12時間空けなければならない、ということはありません。
② については、血糖値が予想以上に低下して元気がなくなっているのでなければ心配ないと思われます。ご自宅で血糖値が測定できるようでしたら、インスリンの投与前から、次のインスリン投与までの12時間(または24時間)まで、2~数時間毎に血糖値を測定して血糖値の変化(血糖曲線)を観察してみられると大変参考になると思われます。具体的には主治医にご相談下さい。
③ 4単位が多いかどうかは、血糖曲線やフルクトサミンの値、採食量、体重の推移など、参考になる情報が少しでも多いほうが予測し易いと思われます。
④ 重複しますが、しっかり食べてきちんと必要なインスリンを投与できることが理想です。とは言っても実際には簡単ではないのですが、現在のところ体重も減少していない、飲水量も減っている、とのことですので、1回のインスリン投与量が多い可能性はあるかもしれないのですが、判断材料が少ないためお答えすることが出来ません。主治医に相談されながら、もう少し1日の血糖値の変化を捉えることが出来ると良いですね。また、今後長期に経過を観察されるにあたっては、フルクトサミンの測定もご検討下さい。
ところで、ご愛猫は大型のオス猫、とのこと。6歳以上(実際にはもっと高齢の猫に多いのですが)の糖尿病のオス猫において、インスリンが効き難い(インスリン抵抗性といって、通常よりも極めて多量のインスリン投与が必要)場合、「猫の末端巨大症」という病気のことがありますので、少し頭の隅に留めておかれると良いでしょう。

日時2018-09-25 19:50:18

 
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