相談・獣医師回答・コメント
しばくん(質問主)
犬 15歳 オス 柴
体重:6.2kg
飼育歴:14年9ヶ月
居住地:東京都八王子市
飼育環境:室内
14歳の柴犬です。数年前に変形性脊椎症と右後ろ足の膝蓋骨脱臼と診断され、徐々に後ろ足を引きずるようになり、今年になってからは介助しつつ前足のみで歩いていました。現在は前足は動くものの、ほぼ歩けず寝たきりです。1か月前から食事を自力でとれません。食べ物に口をつけるのですが、口がうまく開けられない様子でした。そのためシリンジで与えていましたが、この数日は以前よりももっと歯を食いしばっている上、なんとかシリンジが口に入っても、食べ物をあまり飲み込まなくなりました。他の症状は前足や顔の震えがひどくなっています。2か月前の血液検査では、T4が0.8でわずかに低値であることとGPTが101でわずかに高値である以外に異常はなく、投薬は受けていません。数日おきに栄養補給の補液をしていただいていますが、かなりやせてしまいました。食いしばりを軽減して食事が摂取できるようにする方法はないでしょうか?あるいは別の病気の可能性はあるでしょうか。追加検査の必要はないでしょうか。なす術もなく衰えていく状況のため、何卒ご回答をいただきたくよろしくお願い致します。
2018-04-05 12:06:40
専門の獣医師からの回答
老犬における採食困難のご質問ですが、老衰の場合と何か病気があっての場合とがあるかと思います。
現時点でどのような疾患を疑われているのかわかりませんが、一次診療施設で行う検査ではすべての異常が見つけられるわけではありません。
主治医の先生にお願いして二次診療施設を紹介して頂き、CT検査やMRI検査などをはじめとする高度医療検査を受けられる方法もあるかと思います。
ただ、CT検査やMRI検査の実施には全身麻酔が必要となる場合が多く、どのような検査や治療が必要であるかは、まずは二次診療機関で診察を受けないと分からないかと思います。
主治医の先生に飼い主様の思いを伝えて、高度動物医療サービスの受けることができる二次診療機関への紹介が、妥当かどうかをご相談なさってみるのがよろしいかと思います。
治療が難しい状態であることも予想されますが、飼い主様が悔いを残されない選択をされるのが一番かと思います。
2018-04-09 11:40:49
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