よだれを垂らす
よだれを垂らすことを
しかし、なかには「
唾液は主に
- 原因
-
●口腔内の病気
口内炎、舌炎、腫瘍 、外傷、口腔内異物、舌に絡んだ糸状異物、扁桃炎 などにかかっていると、流涎の原因になることがあります。
●偽性流涎症
偽性流涎症を起こす原因には、次のような場合が考えられます。食道梗塞 や咽頭麻痺 などでは食物を飲み込めず(嚥下障害 )、唾液が食道に流れていかないことがあります。また、口唇に形態的な異常があり、唾液が漏れることがあります。
●感染性の病気
狂犬病や神経性ジステンパーなどの感染性の病気では、麻痺性 の嚥下障害が起こります。飲み込めない唾液が口の外に流れ出て流涎となります。
●有機リン剤中毒
有機リン剤中毒では、神経刺激伝達物質(アセチルコリン)の分解が妨げられることで唾液分泌が盛んになり、結果として流涎が起こります。
●その他
ネコでは、いやな味の薬物を経口投与したときや、強度の緊張があるときに、よだれを垂らすことがあります。
- 観察のポイント
-
●口の周囲を
掻 く
口の周囲を前足で掻いたりしているときは、口の中の異物が考えられます。
●よだれに血が混じる
よだれに血が混じっている場合には、口の中に外傷があったり、重度な口内炎があるかもしれません。
●けいれんを伴う
流涎がひどく、けいれんを伴っているときは、有機リン剤中毒が疑われます。
- 考えられる主な病気
-
口内炎[主にネコ]
舌炎[イヌ、ネコ]
口腔内異物、外傷[イヌ、ネコ]
腫瘍[イヌ、ネコ]
扁桃炎[イヌ、ネコ]
有機リン中毒(殺虫剤中毒)[イヌ、ネコ]
食道炎[イヌ、ネコ]
食道内異物(食道梗塞)[主にイヌ]
咽頭麻痺[イヌ、ネコ]
口唇裂[イヌ、ネコ]
口蓋裂[イヌ、ネコ]
狂犬病[イヌ、ネコ]
犬ジステンパー[イヌ、ネコ]

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