イヌ・ネコの症状辞典

発育がおかしい

 同じ親から生まれたにもかかわらず、兄弟に比べて異常に小さい場合、あるいは標準的な体格に大きく劣っている場合は発育の異常が疑われます。

原因
 
 基本的な食事や生活管理の問題が原因となることもあります。しかも、なかには病気が隠れていて成長に障害をきたすこともあります。イヌ、ネコでは、日頃から病気への警戒が必要です。
観察のポイント
 
●定期的な体重測定
 成長期には定期的に1週間に一度、体重を測定しましょう。イヌやネコの種類によって体重増加のペースは違います(大型種ほど増加も速い)。
 動物が成長途中にありながら、体重が減ったり、何週間も横ばいで増加しないようであれば、注意する必要があります。

●食生活
 普段の食事内容は偏っていませんか。また、食事の量や回数が少なくないでしょうか、新鮮な水が不足していないでしょうか。

●住環境
 普段狭いケージなどに閉じ込めたまま過ごしていないでしょうか。動物の住環境に問題がないか検討しましょう。

●ほかの症状を伴う
 食事や生活管理に問題がないようであれば、病気の疑いがあります。次の点を観察してください。
・頭だけが異常に大きい、あるいは肋骨ろっこつが目立っているのに、おなかだけが大きく膨れて見える。
・兄弟と比較してみると小さい、同種のイヌ、ネコの平均的な体重、体型とかけ離れて小さい。
・体毛の量が少なく、つやがよくない。
・元気に欠け、飼い主の呼びかけなどに対しての反応がない、鈍い。
・ほとんど遊ばない、歩き方や走り方がおかしい、よろける、うまく立てない。
・下痢をしている、吐く。
・呼吸がおかしい、せきをする。
 これらの様子がみられるときは、獣医師の診察を受けてください。
考えられる主な病気
 
先天性心疾患[イヌ、ネコ]
肺動脈狭窄症[イヌ、ネコ]
心室中隔欠損症[イヌ、ネコ]
動脈管開存症[イヌ、ネコ]
右大動脈弓遺残症[イヌ、ネコ]
門脈体循環短絡症[主にイヌ]
消化管内寄生虫症[イヌ、ネコ]
先天性甲状腺機能低下症[主にイヌ]
矮小症(低ソマトトロピン症)[イヌ、ネコ]
若齢性糖尿病[イヌ、ネコ]
骨軟骨症[イヌ、ネコ]
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