イヌ・ネコの健康医療相談

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はっさく(質問主)


猫アイコン 猫 21歳 メス 雑種

体重:2.5kg

飼育歴:20年9ヶ月

居住地:岡山県笠岡市

飼育環境:室内

今年2/19、元々20歳の老猫でエサの食べが最近は特に少なく、首が上がらない状態の低カリウム血症になり動物病院へ行きました。
血液検査の結果、多飲多尿はあり腎臓は良くはないですが思ったより酷くないとの事でした。
その日に点滴も受け、腎臓の水薬、カリウム錠剤を処方して頂きました。
普段からではありますがご飯の食べが少ないので元気になるまでは点滴を受けた方が良いとの事で、219〜2/22の間で3日間皮下点滴を受けに行きました。

2/23の夜に寝ている時の早い呼吸のお腹の動きが気になり、
2/24の朝の時点では明らかに呼吸と心臓がとても早く苦しげな呼吸の状態でした。

そのまま2/24に病院へ。
心電図を見せて頂き、心臓が1分間で200以上(260…?一瞬だったのですが200代でした)、フンッフンッと体が動くほどの呼吸が1分間に60回程でした。

血圧は5回測った平均を取るそうで、1~3回目は問題のない平常値だったそうですが段々と上がっていき最後の2回は上が180~200程なっていました。(先生は結局ちょっと分からないね…とおっしゃってました)

エコーも行い、心臓肥大があり胸の周りに水があるとの事でした。
先生は「心臓が悪いのは確か。ただ点滴も逆効果で良くなかったかも…」とおっしゃってました。

今までの20年間では激しい呼吸や咳などはした事はなかったです。

2/24、利尿剤(ラシックス、1/6錠を1日2回)、強心剤(ピモベハート、1/2錠を一日2回)を処方して頂きました。

カリウム錠剤を頂いた処置の2/20時点では一時回復しておりご飯は缶詰半分ほど食べていましたが、24日から急激に悪化。

2/26。通院にて聴診器で様子を見て頂いたあと、先生からはもう薬の飲んで様子を見てもらうしかない。と言われました。

2/27現在。常に体が動くような苦しげな呼吸でうまく眠れてなさそうで、早朝に口呼吸も見られました。ご飯もほぼ口できません。(トイレは1回なんとか)


・発症当初から呼吸と心臓がドッドッドッと激しい動きで早く動いている状態なのですが、今後利尿剤や強心剤を飲み続けても大丈夫なのでしょうか…。

・もうほとんど動けない状態の子ですが、無理やりにでも水やエサを与えた方がいいのでしょうか…。20歳なので、どうにか延命というよりはできるだけ苦痛を和らげ穏やかにしてあげたいのですが…。

獣医さんの判断が素人なんかより正しいのはもちろん理解しているのですが…
心臓を楽にしたり負担をかけないようなお薬がある中、飲ませ続けて正しいのか、弊害が無いのかが、知識がない故に不安になってしまっております…。

是非ご助言など頂けましたら幸いてす。

日時2022-02-27 17:37:26

専門の獣医師からの回答

コメントの依頼が3月9日の夜に来ており、3月10日に書いています。2月27日の時点で、状態はからり悪そうなので、この返答は役に立たないものになるかもしれませんが、書き込みます。
 2/19の時点の検査で低カリウムと診断されており、提示された血液検査などを拝見すると慢性腎臓病を第一に考える状態と思います(慢性腎臓病以外の可能性もありますので、しっかり検査して治療する場合は、甲状腺機能亢進症の検査で、当然ですが血圧や尿検査や画像診断としてはレントゲン検査、エコー検査を行って、その他の病気の存在を検査します)。慢性心臓病であれば、一般的に低カリウムが認められる状態はかなり時間が経過した病態と考えます。通常は多尿多飲がみられる時期ですが、進行すると尿量が少なくなる乏尿、そして無尿に進行することがあるので、輸液療法をする場合も体重などをモニターしながら慎重に行います(ほとんどが問題なく経過しますが・・・)。その最中にみられた呼吸状態の悪化、胸水貯留にように思われます。慢性腎臓病では血圧は高めな猫が多いですし(結果的に心臓は多少肥大することもあります)、輸液療法自体が血圧を増加させてしまいますので、この時点で心臓病と言われているようですが、この診断は難しいと思います。胸水が貯留している場合は、胸腔穿刺をして呼吸を楽にしてから、治療を再開します。
 獣医師の判断の方が飼い主さんの判断より正しいということはありません。それは、もっとも長く接している飼い主に比べて、ほとんどの獣医師はほんの一部しか知りません。それを知ろうと努力すると、飼い主さんからたくさん聞き取りをして、勘違いをされている飼い主さんにはその理由を説明して、長い時間がかかりますが、されている獣医師は多くないと思います(事細かく聞き取りされることをいやがる飼い主さんは意外と多いので)。
 質問者の書かれていることが間違いないなら、担当の獣医師は知識の深くない分野を無理に診断しているように感じます。まだ彼女が存命であるなら、結果には変わりないかもしれませんが、彼女の辛さをわかった上で治療するために、かかりつけ医には申し訳ありませんが、転院することをお勧めします。

日時2022-03-10 08:47:30

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