相談・獣医師回答・コメント
roume(質問主)
猫 19歳 メス 雑種
体重:2.4kg
飼育歴:18年4ヶ月
居住地:愛知県名古屋市熱田区
飼育環境:室内
19才雌猫です。顎下に腫瘍が出来、とても硬いため細胞診の針が入らず生検は高齢で体重も2.4㎏のため麻酔リスクがあるとのことで受けてませんが、医師はおそらく癌で去年の秋くらいからとの事。オペも高リスクなのでQOLを保つのを目標にと言われました。今のところ食欲も排泄も問題ないですが、時々食べづらそうで食べた後などに顔をこすっているので口の中にあたると痛みはあると思います。口から膿みが常に出ていて時々血が混じります。一度血が多めに出たため抗生物質を注射してもらいました。他にはサプリを与えるくらいしか手立てがなく何とか維持してます。現状口から出る膿みは自分で飲み込んでしまってますが問題はないでしょうか?何か家で出来る事はないでしょうか?
2022-02-27 02:40:35
専門の獣医師からの回答
診断の確定が難しく、高齢等の理由で緩和治療を行う場合、治療の主体は疼痛緩和(痛みを和らげる)と栄養補給になると思われます。在宅で可能な疼痛緩和の方法は、薬剤(痛み止めや抗生物質等)の投与(食欲がある間は、粉薬を液状のおやつ等に混ぜて与える)、患部を清潔に保つなどが挙げられます。膿や出血、流延により下顎から頸部にかけての被毛がベタベタになる場合は、毛刈りをしてこまめに拭いてあげてください。清潔を保つことで膿の臭いが低減されるだけでも、猫は快適になると思われます。栄養補給につきましては、今のところ食欲も排泄も問題ないとのことですが、飲水量を測ることをお勧め致します。充分な水を摂取できなくなってきた場合、徐々に脱水が進んでいき、食欲低下に繋がります。脱水が生じた場合は、在宅で皮下点滴を行うこともできますので、担当の獣医師にご相談ください。
ご心配されている「口から出る膿みを自分で飲み込む」ことにつきましては、飲み込んだ膿が体に害を及ぼすことはないと思われます。
2022-03-10 16:43:38
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