イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

(質問主)


犬アイコン 犬 13歳 メス 柴

体重:11kg

飼育歴:11年11ヶ月

居住地:神奈川県座間市

飼育環境:室内

6歳頃に目の炎症から白内障になり両目とも白内障です。当時、手術も勧められましたが高額な費用や病院が遠方で通うことが困難なこともあり断念し、点眼薬を続けていました。ジクロード点眼です。
それでも白内障は進行してしまい白目から透明のような状態でした。水晶体の中の液体?それが溶け出してしまっているという説明されました。
3日前頃から左目だけ色が違うような感じがありましたが、真っ赤に充血してたらすぐ来てと言われていたのと、3日後に定期検診があることもあり様子を見ていましたが次第に黒目部分が赤くなってきて、検診当日に眼圧を測ってもらったら74ありました。
水晶体脱臼と言われ今後の処置として現在の点眼にプラスでオフロキサシン点眼、抗菌剤でプレビコックスを処方され1週間後に眼圧測りにいきます。
眼圧を下げる薬などは処方しないと言われ、今後痛みなどが酷くて生活に支障が出るようなら摘出と言われてしまいました。
この処置が正しいのか教えてもらいたいです。
摘出しなくてすむように、痛みや眼圧を抑える薬などあるなら知りたいです。

日時2022-02-15 15:40:08

専門の獣医師からの回答

回答させていただきます。

白内障が適切に治療されていても、最終的に緑内障となることはよくあることです。そういう意味でも、白内障の場合は手術が勧められます。また、柴犬自体が緑内障・水晶体脱臼の好発犬種である事であることから、別病態なのかもしれません。さらに付け加えるのであれば、右目も今の左目と同じ状態になることは十分考えられます。
緑内障の目薬を使用しなかった理由は、実際に見ていないので推測ですが、すでに効果が低いと考えられる病態なのかそれとも、現状の目では禁忌な状態なのかだと思います。
古い白内障(文章を読む限りすでに過熟白内障という状態だと思います)があり、そこに緑内障が発症している状態ですと、残念ながらその目はすでに、痛いだけの物質です。となると痛みをとる治療が中心となるか、やはり目を摘出するのは間違いではないと思います。痛み止めなどを使用してコントロールすることは可能ですが、生涯何らかの形で投薬が必要です。良化する可能性のない目に対して、今後どうするか?という問題です。外観的に目を残したいのであれば、シリコンボールインプラントいわゆる義眼手術という方法もありますので、その辺は主治医の先生とご相談されるか、専門の先生にご相談されるといいと思います。

ご参考なれば幸いです。

日時2022-02-23 12:45:15

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