イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

moonlight(質問主)


犬アイコン 犬 12歳 オス ミニチュアダックスフンド

体重:6.1kg

飼育歴:12年6ヶ月

居住地:秋田県秋田市

飼育環境:室内

健康診断でレントゲン検査をしていただきました。(血液検査、尿検査ともに異常は見られません)
以前からイビキが大きくひどかったのですが、適正体重になってからはいびきをかくことは減りました。ただ、興奮した時、吠えた時、散歩中にハーネスを引っ張った状態になった時などに、「カッ カッ」と、喉に何かを詰まらせて吐き出したそうな仕草をします。この仕草が最近、増えたような気がします。レントゲンを見て、気管虚脱の疑いがあると言われたのですが、詳しく調べるために気管支鏡検査を勧められました。気管支鏡検査だと麻酔が必要だと思い心配です。
気管虚脱のグレード判定、治療するかしないかの判断にはレントゲン検査で充分ではないのでしょうか?
昔に撮影したレントゲン写真も添付いたします。
他の臓器になにか気になるところはございますでしょうか?
よろしくお願いいたします。

日時2021-07-21 04:10:10

専門の獣医師からの回答

内容を拝見いたしました。レントゲン写真から気管虚脱のグレートⅢと思われます。かなり重度の気管虚脱です。気管虚脱の診断およびグレートの判断はレントゲン検査で十分です。レントゲン所見から頚部気管の拡張がみられていますので呼気に撮影されています。またイビキがひどいようですから軟口蓋の過長症を合併していることが強く疑われ、このような状況では麻酔下の検査は必要ないと考えます。治療法として最終的には手術が必要になると思います。主治医の先生とご相談ください。

日時2021-07-26 09:44:30

moonlight(質問主)


ご回答頂き、ありがとうございます。
主治医はレントゲン写真では気管虚脱とは断定できないようで、呼吸器専門の先生にセカンドオピニオンをと言っています。他の飼い主さんが撮られた動画などで拝見する気管虚脱の咳などはしたことがないので、グレードⅢでかなり重度ということで、物凄くショックを受けております。いまはしていなくても、いずれ、ガーガーといったような咳をし続けるようになるということなのでしょうか?

日時2021-07-29 03:18:43

専門の獣医師からの回答

再質問の回答をさせていただきます。レントゲンでの気管虚脱の診断には頚部と胸腔内気管径の拡張や縮小の程度で判断します。喉頭から心臓の上までが気管でそこから気管支に分岐します。気管の径は頚部も胸腔内も同じ径ですが、吸気時の写真1と呼気時の写真2の頚部気管では拡張の程度がかなり異なります。また頚部から胸腔内の入り口では気管はかなり狭窄しています。以上から気管虚脱のグレードⅢと診断しました。幸いなことに膜性壁がかなり弛緩して拡張していますが気管軟骨部は扁平化が軽度で呼吸困難や咳があまり出ないのだと思います。ただしこの状態をどの程度維持できるか不明です。咳が頻繁に出るようであれば手術を検討する時期になるかと思います。

日時2021-07-29 10:30:45

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