イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

ガーベラ(質問主)


猫アイコン 猫 7歳 オス 雑種

体重:4.6kg

飼育歴:6年11ヶ月

居住地:千葉県千葉市緑区

飼育環境:室内

昨年8月末から糖尿病の7歳のオス猫です。2月に一度血糖値が安定せず失禁等の症状が出たことでご相談させて頂きました。ご丁寧な回答ありがとうございました。
もうだめなのかと諦めかけていましたが、まだなんとかなるかもと勇気を頂きました。

かかりつけ医では血糖値曲線をおこなっておらず、フリースタイルリブレを使っているという病院に転院いたしましたが、インスリンの種類の変更のみでまだリブレは使っていません。
血糖値490ランタス3単位から、プロジンクにして変更して11日になりました。その後血糖値ははかっていません。食事は糖コントロールカリカリとウエットを180グラムくらいです。

プロジンクは1週間分を注射器に入れて処方されるのですが、針先に空気が2、3単位分入った状態なので問い合わせると、空気は抜かずそのまま打つように言われました。背中なので空気は抜けるから大丈夫という説明で、2回はそのまま打ちましたが心配なのでその後空気を1単位くらいに減らして今は空気は全部抜いて打っています。
プロジンク自体注射器内で白い塊になってるものを手のひらで転がして全体に白くなってから打ってますが、この方法が正しいかもよくわかりません。
はじめの1週間は4単位でしたが下がらず6日目で200グラム体重が減り。これでマックスだそうですが5単位にして今日で4日めですが尿糖3プラスのままです。
インスリンを変えたばかりのせいか以前より元気がないようにも思えます。

質問は3点お願いいたします。
1滅菌されてないだろう空気を2、3単位も注射して本当に大丈夫なのか。体重が減ったのが気になっています。
2プロジンクはこの処方の仕方で効果は大丈夫ですか。猫用のインスリンなら効くと思っていたのですが、合わないこともあるのですか。
3食餌量はパッケージ裏の量と言われましたが、体重が減りました。まだ目標体重に至っていないのですが、食餌量の決め方はどのように行うのでしょう。

混んでいる病院なので注射についても細かい説明が無いのも仕方ないのかとも思うのですが。
昨年夏にプロジンクは欠品中と聞きましたが、今もそうなのかわかりませんがその中の苦肉の策なのか注射器も0.3mlで専用のものではないようです。
こちらでは他の病気が無いかちゃんと調べてくれたのですが(甲状腺疾患、尿疾患どちらも異常無し)肝心なところが不安に感じております。
申し訳ございません、よろしくお願いいたします。

日時2021-04-06 14:15:42

専門の獣医師からの回答

糖尿病の猫ちゃんのコントロールが良くないとのこと、ご心配のことかと思います。
 インスリンと同時に空気を注射しても大丈夫かとのご質問ですが、医療の世界では空気はおおむね無菌的と扱われることが多いと思います。インスリンシリンジで微量な空気が皮下注射に混入しても通常は問題ないと思われますが、空気が混入しない方が望ましいと思われます。
 プロジンクの投与量についてですが、通常はインスリンの変更をした場合には血糖値の頻回の検査が必要と思われます。血糖曲線を描くべきタイミングかと思います。プロジンクは猫用のインスリンであり、猫によく使用されている代表的なヒト用のインスリンと比較して安定した成績が得られやすいですが、やはり個体差があり、プロジンクが常に最良のインスリンとは限りません。記載されている内容から判断する限り、プロジンクがこの投与量で適切なのかどうかを評価してはいないと思います。
 食餌量についてですが、体重の減少は糖尿病のコントロールが悪いことの影響が大きいかと思われます。私自身は肥満している猫の糖尿病以外ではどうしても血糖コントロールが上手くいかない場合を除いて、嗜好性が高く安定して食べる一般的なドライフードを選択しています。
 ちなみにプロジンクや専用注射器の供給は現在は安定していると思います。愛猫さんの糖尿病コントロールが上手くいくことをお祈りしております。

日時2021-04-10 23:19:55

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