イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

ちゅま(質問主)


犬アイコン 犬 メス ポメラニアン

体重:2.0kg

飼育歴:0年5ヶ月

居住地:兵庫県姫路市

飼育環境:室内

クッシング症候群と尿崩症の関係について教えてください。

現在生後6ヶ月のポメラニアンの女の子です。

生後2ヶ月で家にお迎えしてからずっと多飲多尿の症状があり、定期的な尿検査や血液検査で大きな問題が見つからないまま経過を見守っていました。
飲水量は成長とともに500〜1500と、かなりの増減ありましたが、現在は日に1000mlほどで安定してきました。

今後の避妊手術を考えるにあたり、病気があるならはっきりさせた方が良いとかかりつけの病院で言われたので、本日ホルモン検査(甲状腺、副腎皮質)を受けました。
結果CORT postが28.2となり、許容を超える数値なのでクッシング症候群だろうと言われました。
ですが担当の先生曰く、クッシングでも日に1000mlは飲み過ぎなので尿崩症の可能性も消しきれないと言います。
今後の更なる検査や投薬については、複数の病気の可能性があるので家族で話し合って決めるよう言われて帰宅しました。

病院での説明で理解しきれなかった点がいくつかあり、今後どうしたら良いかわからなくなってしまったので質問させてください。

①CORT postが28.2というのは極めて高いのですか?直ちに投薬が必要な数字なのでしょうか?

②尿崩症とクッシング症候群を併発している場合、どちらの治療を優先すべきですか?

③クッシングが腎性尿崩症を引き起こすと書いてあるサイトを読んだことがあるのですが、うちの子はこのケースが当てはまるのでしょうか?中枢性尿崩症はクッシングと併発することはありませんか?

④先生からはクッシングの原因が下垂体か腎性か調べる検査もあると聞きました。これを受けることで尿崩症との関連性など、何かわかることはありますか?

長くなってしまいすみません。
まだ6ヶ月の子犬で、前例がないと言われてしまい治療の方向性を家族だけで考えなくてはならず、必死で勉強しています。
どうかお知恵をお貸しください。

日時2020-08-05 18:58:47

専門の獣医師からの回答

愛犬が多飲多尿で副腎皮質機能亢進症あるいは尿崩症を疑っているとの事、ご心配の事と思います。
 まずは、ACTH刺激試験の刺激後のコルチゾールが28.2μg/dlというのはかなりの高値と言えます。副腎皮質機能亢進症は通常は腫瘍性疾患ですから中年齢以降で発症します。年齢や肝酵素上昇、腹囲膨満、多食、脱毛、皮膚の菲薄化や石灰化など特徴的な症状が揃っていればこの数字でクッシング症候群と診断して差し支えないと思われます。ただ、質問者様のケースではもう少し慎重な態度が必要と思われます。ポメラニアンはアロペシアXと呼ばれる病気の好発犬種であり、この場合もコルチゾールの偽の上昇が検出される事があります。
 尿崩症とクッシング症候群が本当に併発していれば、両方の治療をするべきと思われます。
 クッシング症候群と尿崩症の関係ですが、あまり因果関係を考える必要性はないのではないか思います。
 愛犬さんの場合、クッシング症候群であれば典型的な例ではありません。副腎性か下垂体性かを鑑別する事は必ず必要です。一般的には下垂体性では両側の副腎が腫大し、副腎性ならば片側の副腎が腫大しているのが超音波検査で確認出来ます。また低容量デキサメタゾン抑制試験、高容量デキサメタゾン抑制試験なども実施する価値があると思われます。尿崩症の検査は水制限試験になります。

日時2020-08-09 19:51:06

高齢犬はどのような動きをするのか、実際の映像をまじえながら解説します。犬の行動を観察するコツをつかみ、早期発見につなげましょう。ヤマザキ動物看護大学准教授の茂木千恵先生が解説します。

 
これまでに2,000件以上もの相談が寄せられています。
みなさんの心配事に似ている過去の事例がないか、症状、病気、体の部位、薬、犬種・猫種など気になるキーワードで、相談・回答を検索してみましょう。

相談を検索する

種別: