イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

(質問主)


猫アイコン 猫 1歳 オス 雑種

体重:4.4kg

飼育歴:0年11ヶ月

居住地:山梨県甲斐市

飼育環境:室内

以前飼っていたペットの代から通っているA先生と、セカンドオピニオンとして新しく伺ったB先生の治療方法の違いにて悩んでいます。少し経緯が長く申し訳ありません。

9月13日に尿の量が少なくA先生に診察して頂きました。その際にエコーをし、膀胱炎になっていないこと、ただ画像に少しキラキラした白い点が見え隠れしていたので結石などの疑いがあるとの事でした。その日は尿検査をする為のウロキャッチャーを出され、尿が取れたらまた来院し検査をしましょうという事で終わりました。

9月17日に採取した尿を提出しました。その際に念の為に猫も連れて行きました。尿が溜まっていないか確認の為の触診をし、尿検査の結果が出てから食事療法か投薬療法か見極め、今は尿の状態に注意しながら様子を見ましょうと終えました。

9月18日に昨夜に排尿してから約18時間排尿をしていなかった為、再度A先生を訪れました。この日は尿が大分溜まっているとの事でカテーテルにて処置をしてもらいました。その際にやはり少し詰まっていたとのことでした。また、17日にウロキャッチャーにて尿を提出しましたが、この日カテーテルを通して採尿した尿を検査することになりました。この日は抗生物質を処方され帰宅しました。

9月19日は以前のような量の排尿を朝と夕の2回確認しました。

9月20日は昨夜の排尿からお昼まで排尿の確認が取れなかった為、セカンドオピニオンも知りたかったので始めてB先生を伺いました。これまでの経過を話し、触診にてそんなにビックリするほど尿が溜まっているわけではないということで、この日はそのまま帰宅しました。

9月21日から排尿の1回の量が少し少なくなりましたが、それでも50cc弱は出ていたので少し様子を見ることにしました。

9月23日の朝トイレをチェックするとチョコボールより一回り大きいかな?位の砂の塊が2つあったので、休日でしたがB先生に電話で明日の通常診察まで待って平気か、それとも直ぐに受診か尋ねたところ、ご飯もお水も問題なくとっているようならとりあえずは明日朝まで待って大丈夫だろうとの事だったので、仕事に出かけました。が、夕方帰宅すると、これまで粗相をした事のない子がトイレではないところで排尿のポーズでずっと動かずに居ました。B先生に連絡をしましたが生憎繋がらず、A先生へと連絡をしたら幸運にも話が出来、直ぐに診察してもらえました。この日はやはり尿がかなり溜まっていたので、麻酔をしてカテーテルにて尿を出し、その後観察したいとの事で次の日の夕方まで預かりとなりました。

9月24日はお迎えに行くと共に尿検査の結果も出たので話を伺いました。また昨夜カテーテルを入れた際にザラザラとした感触があったこと、またその為何回か膀胱を濯いでおいたとのことでした。処置後に一度排尿をチェックしたかったそうですが、初めての外泊で緊張していたのか飲食を殆どしてくれなかったようでチェック出来ないままでの帰宅となりました。また、尿検査結果から食事療法にて様子を見ることになりヒルズのメタボリックプラスユリナリーコンフォートとc/dコンフォートの缶詰を始めることになりました。帰宅後直ぐ処方された食事を与え完食、またお水も飲んでいました。日付が変わる頃少し小ぶりですが排尿がありました。病院にて飲食があまり出来ていなかったと聞いていたので、それ程溜まっていなかったのかと思いあまり気にしませんでした。

9月25日、昨夜の排尿後にもお水を飲んでいたのですがまたトイレにはチョコボール程の尿のみの形跡があり、B先生へ向かいました。B先生に前回訪れた後の経緯を話し、尿検査の結果を持って行き相談をしました。その際に検査結果からして食事療法をすること、またその療法食の選択に同意し、症状が出て、しかも療法食を与えて直ぐなのでこれから数週間は今のような症状が出てくるのは仕方がない。その都度注意して観察し、療法食が効果を表すのを待つしかない。また仮に療法食を続けて数週間経っても改善されないようなら、また次の対応を考えるとの事でした。この時、以前にA先生からは症状が続くようなら手術をしなければならないと言われた事を話すと、B先生はたった今療法食を、治療を始めたばかりばのに手術というのは同意できない。先ずは今の療法食を続けてみて、それでも治らないなどの場合であって、今は手術の話をする段階ではないという判断でした。相談後、食事をしない、明日朝になっても排尿が見られないようならまた明日連れて来てくださいと言われ、帰宅しました。が、帰宅後直ぐトイレに入り10分程排尿をしようと試み、またチョコボールの大きさの尿が。トイレを出ると次はトイレ以外の場所でまた座り込みほんの少し排尿という動作を3度繰り返しA先生へと連絡したところ、午後の診療時間に連れてくるようにと言われ、その際に今回はカテーテルを少し長くいれておき、点滴をし排尿を促して様子を見る、また手術の必要性がもしかするとまた繰り返すようではあると言われました。今回も一晩預かりで26日の夕方にお迎えに行きます。

長くなりましたが以下の点を踏まえ、手術を今急ぐ必要があるのか否かご意見を頂きたいです。

1 症状が出てから2週間ほど
2 検査結果が出て、食事療法を始めて1日

私的にはもしまだ必要でないのであれば、出来れば手術以外の方法で治療できたらと思います。

念の為に尿検査の結果を写真にて添付させて頂きます。先生であればどのような治療方法を取るか参考にさせて頂けるとありがたいです。宜しくお願いします。

日時2019-09-26 03:58:03

専門の獣医師からの回答

その後の排尿状況は如何でしょうか。
オス猫の下部尿路疾患で一般的にみられる症状と経過ですね。A先生の処置や説明も、B先生のお話も、どちらも矛盾したものではなく、また飼い主様の手術をせずに直したい、というお気持ちも極めて当然のことと思います。
内科的治療で改善しそうであれば、敢えて手術をする必要はありません。ただ、オス猫の尿道は細いため、場合によっては緊急時に膀胱までカテーテルを挿入することが困難なことがあります。A先生は実際に導尿処置をされた際に、ザラザラした結晶の感触を得ておられますので、今後やっかいな閉塞を生じることを心配しておられるのではないかと推察しています。
一歳と若い猫ですから、なるべく手術せずに治ってくれると良いですね。
ただ、もしも重度な排尿障害を起こし、尿道カテーテルの挿入による排尿処置が今後も度々必要になる場合、飼い主様がそのつど必ず通院出来るかどうか。また、尿道カテーテルの挿入が難しくなる(尿道の狭窄などにより)場合、すぐに手術できる環境かどうか、といったことも考慮する必要があります。
治療経過は個々の動物によって異なりますので、主治医は飼い主様の要望を考慮したうえで内科的治療を継続するか、手術をお勧めすべき状況にあるかを判断致します。
オス猫の完全な尿路閉塞は大変危険であり、24時間以上放置することは生命の危険があります。これまで同様、排尿状況の観察をお願い致します。
添付の検査データと経過からは、私も抗生物質と食餌管理で治療を開始し、排尿困難があれば尿道の洗浄や尿道カテーテルの挿入をすると思います。尿道カテーテルを留置するかどうか、何日間留置医するか、などは個々の動物で異なります。
どうぞお大事になさって下さい。

日時2019-10-05 20:40:32

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