イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

tun777(質問主)


猫アイコン 猫 7歳 オス マンチカン

体重:5.1kg

飼育歴:6年5ヶ月

居住地:神奈川県横浜市鶴見区

飼育環境:室内

突然頻繁にトイレにいくようになり、様子を見ると特に何も
出ていないようだしたが、毛に血尿のような痕跡があり急いで掛かりつけの
病院にいき血液検査を受けたところ、ストルバイト尿症?からの膀胱炎
と診断され、膀胱炎治療のための薬の処方と、食事療法の指示をされました。
同居猫が依然同様の病気をしていらい、ストルバイト対策用のフードを
与えておりましたが、結果このような事態になりました。
その旨獣医に相談したころ、体質次第ではあり得るとの見解を伺えましたが
具体的な食事療法の指導がなく、何を与えればよいのか迷っております。
(食事療法用フードの試供品は山のように渡されましたが・・・)
また、帰宅してもほぼトイレに籠っており心配です。
悠長に体質にあうフードを探していくような対処でいいのかも疑問です。
他に何かできることがあれば助言いただければ幸いです。

日時2019-02-14 21:48:08

専門の獣医師からの回答

 血尿、頻尿、疼痛性排尿困難、不適切な場所での排尿および尿閉などがあれば猫の下部尿路疾患が疑われます。下部尿路疾患の原因には感染性、結石性、腫瘍性、外傷性、神経性、医原性、薬剤性、解剖学的異常、前立腺疾患、特発性などがあります。どの原因によるものかは以下のような検査で確かめます。
       特異的検査
感染性:膀胱穿刺による尿培養検査
結石性:画像検査
腫瘍性:画像検査
外傷性:病歴聴取、視診、触診
神経性:神経学的検査
医原性:治療歴の確認
薬剤性:治療歴の確認
解剖学的異常:画像検査、視診
特発性:除外診断
 よって上記の検査をしっかり行って原因を確かめて原因にあった治療を行うことが理想ですが、ほとんどは特発性なので、まずは特発性とみなして治療を始めて、治りにくい場合にさらに検査を進めて他の原因を探すというアプローチがとられることが多いと思われます。ちなみに特発性の場合、何もしなくても1~2週間で鎮静化する場合が多いとされているので(行うとすればなるべくストレスを取り除き、水分を多くとらせるぐらいです)、治療をといっても血尿があれば止血剤を、痛みがあれば鎮静剤を与えるぐらいです。
 ただし、猫の下部尿路疾患には尿道閉塞性と非閉塞性があり、尿道非閉塞性の場合は上記のような対応でよいですが、閉塞性の場合(閉塞すれば食欲不振や嘔吐などが起こるのでわかる)はカテーテル挿入などによって閉塞を解除してやる必要があります。閉塞は尿中のストラバイト結晶(猫によってある場合とない場合がある)に、尿路炎症による炎症産物が絡みついてできた尿道栓子によって起こることが多いので、尿道が細く尿道閉塞を起こしやすい雄猫では、下部尿路疾患中に尿道閉塞を起こさないように、また一回でも下部尿路疾患を起こした猫は何度も再発することが多いので、ストラバイト結晶をできにくくする食事に変更することが勧められます。つまり食事の変更は下部尿路疾患の治療というより、尿道閉塞を予防するために行います。
 よって下部尿路疾患の治療はゆっくり行えばいいですが、尿道閉塞を起こすと命を落とす危険性があるので、雄猫の場合は尿道閉塞を予防するために餌を変更したり、尿道閉塞が起きた時を見逃さないように注意深く観察する必要があります。

日時2019-02-27 00:31:31

猫の皮膚病は飼い主が気づくことが多い病気です。よくある事例や飼い主が気づけるポイントを、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が動画で解説します。

 
これまでに2,000件以上もの相談が寄せられています。
みなさんの心配事に似ている過去の事例がないか、症状、病気、体の部位、薬、犬種・猫種など気になるキーワードで、相談・回答を検索してみましょう。

相談を検索する

種別: