イヌ・ネコの健康医療相談

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ちくわ(質問主)


犬アイコン 犬 3歳 メス チワワ

体重:2.6kg

飼育歴:3年1ヶ月

居住地:埼玉県行田市

飼育環境:室内

クッシング病と3月頃血液検査でわかりました。胆嚢炎と腸炎が前からありダイエットしていたのですが余りにも痩せてきたのでかかりつけの主治医に相談し血液検査でクッシング病と診断でわかりました。現状はおしっこが多い水を多くのむなどです。血液検査での数値が高いです。あとはエコー検査をしてます。治療は内科治療です。おもに薬で治療しています。今は症状がひどくないのですが外科的治療にしなくていいのか悩んでいます。今通っている病院は小さな病院なのでMRIなど大きな設備がありません。進行が心配なのですが急変などありますでしょうか?後セカンドオピニオンは可能でしょうか?

日時2018-07-31 13:12:34

専門の獣医師からの回答

まずクッシング病(副腎皮質機能亢進症)との診断ですが,下垂体性か機能性副腎腫瘍かによって手術適応か否かが異なります。
前者は副腎ホルモンを調節する脳の下垂体というところから,刺激ホルモン(内因性ACTH)が異常分泌されることで副腎が大きくなって副腎皮質ホルモンを過剰に分泌するようになる疾患です。
この下垂体性副腎皮質機能亢進症は慢性的な疼痛性ストレスや脳下垂体腫瘍で起こります。犬の副腎皮質機能亢進症は8割以上がこのタイプです。
脳下垂体腫瘍が認められる場合には,脳外科の適応となりますが,現在国内で下垂体切除術を行う施設は少なく,
下垂体摘出術を行った場合には,いくつかのホルモン補充療法が必須となります。
また,下垂体腫瘍そのものは多くは良性であることもあり,手術をせずに血液中の副腎皮質ホルモンを下げるアドレスタンや副腎を縮小されるop‘-DDDといった内服薬で治療を行うことが一般的です。

もう一方の副腎そのものの腫瘍による副腎皮質機能亢進症では,手術の適応となることが多いです。
副腎皮質機能亢進症を起こす副腎腫瘍は副腎皮質の腺癌か腺腫なのですが,前者は悪性,後者は良性です。
この悪性か良性かは転移や再発の有無などに関係するため重要なのですが,初期段階で悪性か良性かの判断は容易でありません。
確率的には五分五分なのですが,切除して病理検査で調べて確定診断となることが多いです。
副腎腫瘍の場合,悪性良性を問わず副腎皮質機能亢進症の原因となっている場合には,基本的には外科的治療の適応となり,片側性であれば副腎切除術で完治が可能です。
しかし両側性の場合もありますので,その場合には,外科的治療の後も内科的治療が必要となります。
副腎の外科手術は,比較的難易度が高い手術であり,手術直後は副腎皮質ホルモンの補充等が必要となる場合も多く,外科専門医や経験豊富で設備の整った病院に紹介されることが多いです。

なお,下垂体性か副腎腫瘍性かの判断は,エコー検査でほぼ可能であり,必要により高用量デキサメサゾン抑制試験や内因性ACTHの測定を併用します。
下垂体腫瘍の精査や副腎腫瘍の摘出を考える場合には,CTやMRI検査を行うことがありますが,CT検査であれば実施可能な施設は多いかと思います。
心配であれば主治医の先生にご相談してセカンドオピニオン先を紹介して頂くのがよいかと思います。

日時2018-08-08 18:49:27

ちくわ(質問主)


お返事ありがとうございました。先日また検査をしたら数値が下がっていました。主治医に聞きましたら副腎腫瘍とのことでした。セカンドオピニオンのことを聞きましたら手術の難しい事などききました。脳下垂体の方になるようなら東京の大学病院を紹介するとのことでした。今薬で数値が下がっているので主治医の言うことに従おうと思います。難しい病気なので詳しく教えてくださりありがとうございました。

日時2018-08-09 12:08:39

 
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