イヌ・ネコの健康医療相談

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(質問主)


犬アイコン 犬 1歳 メス 柴

体重:7.5kg

飼育歴:0年5ヶ月

居住地:兵庫県神戸市西区

飼育環境:室内

生後4〜5ヶ月ごろから顔周り中心にかゆみがひどく、病院に行ったところ、月齢的にも食物アレルギーの可能性があると言われ、除去食(アミノペプチドフォーミュラ)を6週間食べさせ様子をみたのですが、一向に良くなりませんでした。
その間に毛を何回か抜きノミダニの検査、カビの検査もしましたが、どれも違っていました。

良くならなかった事もあり、現在は血液検査をしていて、結果待ちです。
薬に関しては、アポキル錠を1日2回飲ませています。
うんちは1日2回、食欲あり、体重も増えています。
散歩後と寝る前には、顔、足を拭いています。

病院の先生は症状から食物アレルギーを未だ疑っています。食物アレルギー以外で顔周りのみに症状がでる皮膚病はないのでしょか?

日時2018-07-29 11:01:18

専門の獣医師からの回答

症状やこれまでの検査結果、および添付の写真からは、やはり「食物アレルギー性皮膚炎」を疑う必要があると思います。食物アレルギー以外の原因としては、柴犬であることから「アトピー性皮膚炎」も十分に考えられます。
現在検査中とのことですので、今後は食物アレルギーの検査やアトピー性皮膚炎の検査結果を参考に、疑わしい食物の給餌や環境物質との接触を避けると同時に、シャンプー療法や内科的管理(内服薬や外用薬など)で症状の改善と維持に努めてあげてください。
皮膚の掻き取り検査でニキビダニは見つかっていないとのことですが、ニキビダニは見つかり難いことがありますので、脱毛部位が広がったり改善が見られない場合は今後も時々ニキビダニの検査をうけられることをお勧め致します。
「食物アレルギー性皮膚炎」や「アトピー性皮膚炎」、および「ニキビダニ症」以外で顔面や頭部に脱毛や炎症を認める皮膚炎としては、「亜鉛欠乏性皮膚炎」、「若年性膿皮症」、「犬ヒゼンダニ症」、そして、免疫介在性皮膚疾患である「紅斑性天疱瘡」、「落葉状天疱瘡」、「全身性紅斑性狼瘡」、「円板状紅斑性狼瘡」などがありますが、現在の症状で免疫介在性皮膚疾患を警戒する必要はないと思われます。

日時2018-08-10 22:34:04

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