イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

ココアのママ(質問主)


犬アイコン 犬 10歳 メス ウェルシュ・コ-ギ―・ペンブローク

体重:12kg

飼育歴:9年10ヶ月

居住地:

飼育環境:

数年前から、定期的に血便が出ます。血便は鮮血ではなく、いつもドロっとしたゼリー状のものに血が混じっている感じて、一回血便を出しきってしまうと食欲が戻り、ケロっとして元気です。2年前、病院で内視鏡検査をしましたが、異常は有りませんでした。その後、ステロイド剤を処方されましたが、クセになるからと、今は処方して貰えません。フ-ドを良質な物にし、乳酸菌のサプリを飲ませて居ますが、完治しません。

日時2016-03-22 20:31:50

専門の獣医師からの回答

 ワンちゃんのウンチの中に混ざった、ウンチとは色の違うゼリー状のもので、その中に血液がまざったものを排便とともに排出する(粘血便)症状が定期的に起こると言うご相談です。これは潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)という比較的良好な経過をとる病気で、季節の変わり目に多くみられます。正常な良好なウンチの最後にドロっと排出することもあります。
 原因は様々ですが精神的なストレス、例えば、ホテル、シャンプー、ワクチン、季節の変化による寒暖の差、喜怒哀楽的な感情変化、食べ物の変化など様々です。症状は、お腹がキューゴロと鳴り、トイレに何回も通い、お腹が痛そうな(しぶり)症状を示し、食欲も落ち、元気も少しなくなり、場合によっては嘔吐をともなうこともあります。ご相談のワンちゃんは定期的に治ったり、また症状が出たりして繰り返しているということなので上記のストレスがあてはまるかチェックしてください。
 潰瘍性大腸炎の経過は比較的良好ですが、症状が絶食や食事療法を3日以上継続して治まらないようでしたら動物病院での治療や他疾患との鑑別診断が必要です。しかし、出血量が多く、嘔吐を繰り返しているような場合には早めの治療が必要です。
 このような症例の潰瘍部位では血管が敏感となり、細い血管が破れて出血しやすい状態となります。そのような部位に便が搬送されることにより、せっかく治りかけた瘡蓋(かさぶた)状態となった潰瘍部位でその瘡蓋が剥がれ再出血してしまいます。つまり、定期的に繰り返してしまう原因となります。そのようにならないように、精神的状態を安定させ、食事は低残渣食(ていざんさしょく)とし、お腹にやさしく排便回数が少なくてすむような食事にしてあげてください。なお、 低残渣食は動物病院で取り扱っていますので相談してください。
 関連する症状として、出血量が多くそれが持続する。平べったい、または細いウンチをするようになったシニア犬や老犬では、お腹の中に腫瘍がある場合も希ですがありますので動物病院で診察してもらいましょう。
 ご相談のワンちゃんはシニア期を迎えており、もし、肥満気味でしたら、摂取カロリーオーバーにより消化器系に負担がかかった場合でも潰瘍性大腸炎の原因にもなり得ますので、食事内容についても担当獣医師から指導を受けて下さい。
 

日時2016-03-29 11:06:12

ココアのママ(質問主)


ご回答有難うございました。非常に参考になりました。
もともと気が強く神経質な子なので、精神的なストレスは多々あると思います。ただ、それらを取り除くのは現状では不可能なので、食事の面で病院で相談してみます。
お陰様で、今後の生活の方向が見えてきました。厚く御礼申し上げます。

日時2016-03-29 12:12:04

 
これまでに2,000件以上もの相談が寄せられています。
みなさんの心配事に似ている過去の事例がないか、症状、病気、体の部位、薬、犬種・猫種など気になるキーワードで、相談・回答を検索してみましょう。

相談を検索する

種別: