イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

レオンママ(質問主)


猫アイコン 猫 12歳 オス 雑種

体重:4.5kg

飼育歴:11年3ヶ月

居住地:埼玉県春日部市

飼育環境:室内

2021年12月9日に三種混合ワクチンを受けにかかりつけ医に行きましたが、その際は体重5.4kgでした。これが普段の体重で体つきは標準体型です。

10日から急に多飲多尿が始まりました。その前からトイレの猫砂の塊が粘っこいと感じていましたが、多飲多尿ではありませんでした。

12月18日にかかりつけ医に連れて行き尿検査・血液検査をした結果、糖尿病と診断され、まず療法食に切り替えて様子を見ると言われました。
このときの検査結果は尿糖:300、ケトン体(ー)、血糖値:540、その他腎臓系・肝臓系の指数には異常なし。膵特異的リパーゼ:3.5、フルクトサミン:405、T4:1.6でした。体重は5.2kgでした。

18日から糖コントロール70gを1日5回に分けて与えています。たくさん食べると食べ過ぎゲロッピすることと、亡き先住猫と合わせる形でこのようになりました。

それまで残さず食べていたのに24日から飲水量も食べる量も減り始め、元気も無くなったので26日に再び通院しました。ケトン体は(-)でしたが「先手を打って入院させましょう」と言われ即日入院しました。

26日の検査結果は尿糖:1000、ケトン体(-)、血糖値:523、体重4.9kgでした。

翌27日、状況が良くなり食べるようになったので退院になりました。入院中に大暴れをしたらしく「この仔は入院は無理だね。」と言われました。
28日より家でインスリン(ランタス・イタンゴ)を朝2単位・夜1単位打ち始めることになりました。

1月6日に通院。フルクトサミン:525の結果、ランタスは朝2・夜2となりました。前日から下痢がありましたが、ビヒラクチンDXの処方ですぐに良くなりました。体重:4.8kgでした。

18日通院。フルクトサミン:536の結果、ランタスは朝3・夜3となりました。体重:4.6kgでした。

29日通院。フルクトサミン:550の結果、ランタスは朝3・夜4となりました。体重:4.5kgでした。

一貫して1日の飲水量は500~600mlで、尿は10回前後です。食欲はあって1日70gを完食します。

【医師の見解】
まめに血糖値を計るのではなくフルクトサミンを追うことでインスリンの量を決めていく。ランタスは5単位まで打てるが、それでも効かなければ他のインスリンを試すことになる。

【私の心配】
10日ごとにインスリンの量を増やし、ランタスが効かない場合は他のインスリンも同じように徐々に増やしていくとして、猫の体重が減り過ぎないでしょうか?
すでに2ヶ月弱で900gも痩せて筋肉も脂肪もだいぶ落ちて腰のあたりで足の骨が見えるような状態です。

【質問事項】
このままこの治療を続けて大丈夫でしょうか?セカンドオピニオンを試した方が良いでしょうか?インスリンは筋肉や脂肪が減り過ぎると効き目が弱くなると聞いて心配しています。
また、猫がフードを欲しがった場合も70g以上与えてはいけないですか?トリーツは注射の後にシーバ3粒与えています。

日時2022-02-02 00:15:22

専門の獣医師からの回答

愛猫が糖尿病であるとのこと、ご心配のことかと思います。現在はまだ血糖値が落ち着かないとのご相談ですね。文章を拝見すると性格的に入院して細かく血糖値を測定するのが困難な猫ちゃんとお見受けします。糖尿病のコントロールにおいて、細かく血糖値を測定して血糖曲線を描くことは必須の作業です。インスリン製剤も猫ちゃんに使用されるものが少なくとも5種類はありますが、それぞれ血糖値の下がり方や作用時間が異なります。血糖値が適正に下がるのか、下がりすぎていないのか、どのくらいの時間作用しているのか、毎日同じように下がるのかをモニターしなければ場合によっては危険な結果を招く場合があります。現在では本来は人間用の機械ですが、皮膚にセンサーを貼り付けて血糖値をモニターし続けることができる機械が猫ちゃんに使用できることが分かってきており、糖尿病に精通した動物病院では普通に使用されています。入院が難しい猫ちゃんでもそういった機器を利用すれば在宅で獣医師と相談しながらインスリンの種類や量を変化させながら、早期に適正な治療を行えるようになります。かかりつけの動物病院でよく相談してみてはいかがでしょうか。

日時2022-02-06 14:03:36

レオンママ(質問主)


早速詳しい説明とアドバイスをいただき有難うございます。
猫の状態が心配でたまらなかったので、血糖値センサーを取り入れている動物病院を探し、セカンドオピニオンを求めました。
かかりつけ医は血糖値センサーの取り扱いは無い一方、セカンドオピニオンを求めた医師は病状や今後の治療の進め方など詳しく説明してくれ、何でも相談出来て納得して治療を受けることが見込めそうでしたので転院を決めました。
これからは安心して治療に専念できそうです。
お忙しいところ回答いただきまして本当に有難うございました。

日時2022-02-07 23:10:31

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