イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

ばんばばん(質問主)


犬アイコン 犬 10歳 オス ヨークシャテリア

体重:4kg

飼育歴:10年5ヶ月

居住地:東京都世田谷区

飼育環境:室内

 10歳のヨーキー 心臓弁膜症と小麦アレルギーがあり、てんかんの様な症状が年に一度ほどでます。  
 先日、元気がないので病院で検査をすると急性膵炎と診断され即入院となり、6日間 ブレンダzや抗生剤等を投与し 退院しました。
 退院後は毎日点滴に通い 家では投薬と流動食(規定量飲む)、ロイヤルカナン消化器サポート(殆ど食べない)、ダイジェストエイド(殆ど食べない)を与えておりましたが 4日後 検査でまたリパーゼとCRP(21以上)が上がり入院となり 前回と同じ治療を受けて6日になりますが、若干の数値変化はあるものの特に回復することもなく、下痢が始まりリパーゼも1000以上 CRPは20以上です。治療継続勧められましたが意義はあるのでしょうか? 興奮するからと面会も不可で、檻の中で死なせるのは嫌ですし、治るならともかく ただの延命治療は望んでおりません。 
  ご意見宜しくお願い致します。

日時2021-10-04 14:27:24

専門の獣医師からの回答

愛犬が急性膵炎とのことご心配のことと思います。
急性膵炎は重度な場合には,致命的となることのある疾患です。
急性膵炎の治療は,嘔吐の抑制,疼痛の緩和,そちて体液管理が重要で,食欲廃絶や嘔吐がある犬では点滴が命綱となります。
ブレンダZなど新しい治療薬も開発され,治療成績は幾分向上していますが,すべての症例を救命できるとは限りません。
重症例では病態が安定した後も慢性膵炎に移行することがあり,さらに慢性腸炎なども併発している症例も多いです。
現在の病態をお聞きする限り救命率が少しでも高い治療を希望されるのであれば,入院治療が推奨されると思われます。
また,興奮を避けるため面会不可もしかたない対応であると理解します。
本当に危ない状態になったら面会は許可されるのではないでしょうか?
とはいえ飼い主様が心配されているように最悪の場合,病態急変等で病院で亡くなってしまう可能性もあるかもしれません。
この問題は,重症例の動物の入院治療において常に飼い主様と協議が必要な大切なことがらです。
飼い主様が病院で亡くなるようなことだけは絶対に避けたいと思われる気持ちはわかるのですが,そのことを絶対条件とすると入院治療そのものが成り立ちません。
最終的にどのような治療を望まれるのかは,飼い主様が決定すべきことなので,悔いの残らない選択肢をご家族でよくご相談してみてください。

日時2021-10-10 22:18:46

ばんばばん(質問主)


お忙しい中 回答を下さり有難うございました。
その後セカンドオピニオンにて膵臓以外の原因の可能性と長期治療のストレスを指摘され一旦治療をやめたところ回復してきました。動物には治療とは分からないんですよね。  

 とは言え、最初の治療は必要でしたし、かかりつけの先生の丁寧で献身的なケアにとても感謝しております。

 まだ数値も悪く他の原因も分からないので不安ですが、できるだけ一緒に過ごせればと考えております。

日時2021-10-22 22:42:06

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