イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

banachoco (質問主)


犬アイコン 犬 15歳 メス その他

体重:10.9kg

飼育歴:14年11ヶ月

居住地:千葉県船橋市

飼育環境:室内

2年前に発作を起こしてから薬の影響でボーっとする事が多くなった。そのうち認知症状が少し見られ、今は苦手だった犬にも反応しなくなった。
元々怖がりのビビリなので病院が嫌いで終始震えている。
7月末の血液検査で軽度の貧血、8月貧血悪化、エコーの検査で脾臓、肝臓に影があった。発作止めの薬の他に止血剤、鉄剤を飲み始める。9月21日、貧血さらに進み、エコーの検査はあまり変化は無いようにだが獣医師から穿刺検査を勧められている。
現在の様子は夏前には歩けていたが脚の筋肉が落ち、長い距離は歩けなくなった。貧血の影響も考えられる。尿、糞便検査は異常はなかった。回数は以前と変わりない。
元々食が細いので食べさせるのが大変。食べ始めるまで時間がかかる。
今は穏やかに過ごしているが少し動くと疲れた感じがある。

獣医師からは高齢であること、診察に抵抗感が強い事を指摘され、手術は積極的には勧められていないと言われて、穿刺検査を勧められている。
検査しないと今後の治療が読めないと。

以下のことから飼い主としての判断にかかってくるので専門的に、そしてもし自分の子だったとしたらどう決断されるかご相談させて頂きたく申し込みました。
来月15歳になり頭に疾患もあり、怖がりで、入院して環境の変化にも、ご飯の事も、と問題だらけの子です。
我が家で生まれた子で兄弟がいましたが2年前に亡くなってからははしゃぐことはなく大人しくなりました。
頑張ってくれるのか?それとも治療はしないで見守る方がいいのか悩んでいます。

家族内では穿刺検査よりリスクはあってもCTやMRIの検査をして可能性をもう少しはっきりさせた方が良いと言う意見もあります。

出来る事があるのにそれを拒否するのに覚悟がいります。
よくよく考えて答えを出さなければと思っています。
先生として飼い主としてのご意見をよろしくお願いいたします。

日時2021-09-24 15:02:21

専門の獣医師からの回答

 貧血の原因が脾臓や肝臓の病変に起因した腹腔内出血であった場合、治療の第一選択は外科手術(脾臓の摘出等)になると思われます。予後につきましては、脾臓や肝臓の病変が、腫瘍性病変か非腫瘍性病変かによって大きく異なります。また、腫瘍性病変であった場合は、転移の有無によっても予後が異なります。例えば脾臓原発の血管肉腫が肝臓に転移していた場合は、脾臓を摘出して、抗癌剤治療を実施しても予後は決して良くありません。
 超音波検査で脾臓に腫瘤が見つかった場合、形態だけで腫瘍性病変か非腫瘍性病変(血種や結節性過形成など)かを区別することは難しいと思われます。鑑別するには細胞診が有用ですが、リンパ腫など限られたもの以外は診断に結びつかない場合も多いと思われます。また、血管肉腫が疑われる場合は、脾臓の細胞診は基本禁忌とされています。血液検査やレントゲン検査は、病態の全体像を把握するには有用な検査ですが、それだけで脾臓腫瘤の診断に結びつくような情報はあまり得られないと思います。CT検査や造影超音波検査は、より詳細な形態情報が得られると思いますが、やはり診断の確定には、外科的に摘出した脾臓の病理組織学的検査が必要となります。担当の獣医師が穿刺検査(細胞診)を勧めておられるとのことでしたら、血管肉腫の可能性は低いと判断されているのかもしれません。穿刺検査を行うことのリスクや検査結果がどこまで診断や治療に役立つかを確認し、納得されてから検査を受けられる方が良いと思います。
 脳に疾患の疑いがある14歳11か月の高齢犬に対して、全身麻酔をかけることが出来るかという点につきましては、一般的な麻酔リスクの評価方法(詳細な検査の結果、心臓・肝臓・腎臓に問題がなければ麻酔は可能と判断する)だけでは、判断が難しい(脳への麻酔の影響を事前に評価することは難しい)と思われます。診断の確定が難しかった場合、救命を優先するため、リスクを容認して頂く形で、輸血を行いながら試験的開腹術を行うか、緩和治療を選択するかにつきましては、飼い主様と担当の獣医師でよく相談して頂くしかないと思われます。緩和治療(止血剤投与等)を選択された場合、出血が止まれば一時的に状態が安定する可能性はありますが、根治を期待することは難しいと思われます。私が飼い主ならどうするかというご質問につきましては、文章による限られた情報しかありませんので、回答は控えさせて頂きます。申し訳ありません。

日時2021-09-30 15:51:44

「上下関係のために犬は甘やかしてはいけない」。こんなしつけ方は正しいのでしょうか? のべ10万頭以上の実績がある専門家が、最新のしつけ理論を動画で解説します。

 
これまでに2,000件以上もの相談が寄せられています。
みなさんの心配事に似ている過去の事例がないか、症状、病気、体の部位、薬、犬種・猫種など気になるキーワードで、相談・回答を検索してみましょう。

相談を検索する

種別: