イヌ・ネコの健康医療相談

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hi(質問主)


犬アイコン 犬 9歳 オス チワワ

体重:5.0kg

飼育歴:9年3ヶ月

居住地:兵庫県神戸市長田区

飼育環境:屋外


一年半前から下痢が続き、病院を受診したところ、アルブミンの値が異常に低く、蛋白ろう出性腸炎と診断を受けました。
その後ステロイドの投与を続け、アルブミンの値が正常値か正常値より少し低いくらいに落ち着いたので、原因を探る為、内視鏡検査をしました。
検査結果は腫瘍はないと思われるというような曖昧な結果で終わり、下痢の大元の原因はわかりませんでした。
便が緩いことはありましたが、犬は基本的に食欲もあり、元気でした。
3ヶ月前に一度ご飯を食べなくなり、病院で血液検査をしたところ炎症数値が高かったため、抗生剤を頂き、炎症数値も落ち着きました。
ご飯を食べなかったのは一日だけで、その後食欲は戻りました。
そして2ヶ月前に左半身に引きつりのような痙攣を起こしました。
犬は意識はあり、痛みもないようです。
初めての痙攣はビクビクと1時間ほど続きました。
2日後に再度痙攣を起こしましたが、今度は右半身でした。
(その後何度か痙攣を起こしますが、左右はバラバラです。)
病院に行き、てんかんを抑える薬(コンセーブ)を投与しています。
コンセーブを使用して2ヶ月経ちましたが、時々軽度の痙攣を起こしています。
(痙攣が確認できたのは2ヶ月で4回ほどですが、確認できていないところでわからない程度の痙攣を起こしている可能性もあります。)
痙攣の時間は短くなりましたが、3日前に歩けなくなるようなふらついた痙攣を起こしました。
やはりMRIを検査をした方がよいのでしょうか?
検査が全身麻酔なので不安なのですが、検査をして何がわかるのでしょうか?

また今抗生剤を投与しています。
2週間投与し、抗生剤がなくなると水のような下痢をするというのを2回繰り返しています。
抗生剤があれば下痢になりにくいのですが、飲ませ続けてもいいものなのでしょうか?

今の犬の状態は水下痢が続いていますが元気で食欲もあります。

日時2021-08-06 00:10:37

専門の獣医師からの回答

蛋白漏出性腸炎(正確には蛋白漏出性腸症)と診断された愛犬が,痙攣発作が認められる様になり,MRI検査を行った方がよいか?また,治療効果が認められる抗生物質を続けて良いかとのご質問について回答します。
はじめに内視鏡検査による診断が曖昧な結果とのことですが,ステロイド投与での治療後に検査を行ったことが原因です。
蛋白漏出性腸症の主な原因として,リンパ管拡張症,リンパ腫,慢性腸炎などが多いのですが,治療法や予後が異なります。
今回の検査では,少なくとも腫瘍(主にリンパ腫)は否定的との所見が得られたことが重要です。
痙攣発作やひきつけについては,てんかんとしては治療が行われているようですが,治療の反応や神経症状の特徴がてんかん以外の疾患を疑う必要もあるかもしれません。
チワワは水頭症の好発犬種であることや,蛋白漏出性腸症では蛋白濾出性腎症と同じように血栓形成のリスクがたかいことが,最近人の方でわかってきています。また,治療のためのステロイド投与も血栓リスクを高めます。さらにもし,リンパ腫が完全否定できていない場合には,脳転移も可能性がゼロではありません。この先,神経症状が悪化するようであれば,病態解明にはMRI検査がどうしても必要になるかと思います。
抗生物質の長期投与については,耐性菌の観点から推奨されないのですが,今回の慢性腸症が抗生物質反応性腸炎(ARE)に分類される病態かもしれません。
慢性腸症に関しては,食事反応性腸症(FRE),炎症性腸疾患(IBD),リンパ腫などの鑑別が必要となりますが,ステロイドに反応したとなると炎症性腸疾患(IBD)の可能性は高いのかと思います。
いずれにしても詳細な治療内容や検査所見が不明ですので,推測の域を超えないことをご了承ください。
主治医の先生とよく相談しながら,必要によっては専門的な病院でのセカンドオピニオンも検討されたらよいかと思います。

日時2021-08-09 07:22:32

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