相談・獣医師回答・コメント
ライス(質問主)
犬 15歳 メス ミニチュアダックスフンド
体重:3.5kg
飼育歴:15年6ヶ月
居住地:北海道札幌市中央区
飼育環境:室内
突然の呼吸困難。心臓の持病はありません。前日の健康診断での血液検査ではCRP基準値以内。SDMAがの上昇がみられましたが、その他の数値はなにかの病気につながるような異常値はなし。レントゲンをみて非心原性肺水腫と言われましたが、その原因は不明の場合、どのような治療、薬剤の投与、検査が一般的でしょうか。
レントゲン撮影はおかしな呼吸をはじめた約3時間半後に撮影。なお、レントゲン写真の胃の中のものは砂利です。
よろしくお願いいたします。
2021-07-03 19:02:00
専門の獣医師からの回答
その後はいかがでしょうか。すでに治療をされていると思いますが、非心原性肺水腫の原因は様々です、肺血症や中毒、感電、DIC、気道閉塞などにより、肺の血管がダメージを受けて水分が肺胞に移動して呼吸困難を生じます。急性呼吸窮迫症候群ともいわれる肺機能不全の状態に陥ることもあります。原因がわかればそれに対する治療、酸素吸入、利尿剤などを使用します。
2021-07-07 11:16:25
ライス(質問主)
お返事ありがとうございます。
亡くなりました。
レントゲン写真をご覧になって、非心原性肺水腫のように思われますでしょうか?
この様になった原因など何か気が付かれたことはありますでしょうか?
酸素吸入、利尿薬の効果がなかった場合、他に何ができますでしょうか?
2021-07-07 15:29:55
心拡大はさほどでもないので心不全の可能性はそう高くないとは思いますが、心エコー検査をしないと、本当のことはわかりません。
非心原性肺水腫で、急性呼吸窮迫症候群といわれるような病態に陥った場合には、人でも高い致死率で、酸素や利尿剤などの対症療法を行っても救命できる可能性は高くありません。原因は前述したように様々です。
2021-07-07 16:33:56
ライス(質問主)
非心原性肺水腫の場合は急性呼吸窮迫症候群に移行する事が多いのでしょうか?
おかしな呼吸を始めてから、治療開始が早ければ、急性呼吸窮迫症候群になることはないのでしょうか?
2021-07-07 21:29:59
急性呼吸窮迫症候群は、肺の血管の透過性が亢進することにより血管内の水分が肺に移動した結果肺水腫を合併する病態を示す言葉です。端的にいうと、心臓じゃない原因で重度の呼吸不全になってしまったという病気の総称です。。
結局、原因を早く突き止められたなら、治療を早期に行うことができ、死に至らなかったか可能性は否定できません。ただ、文面を読む限り、死亡するくらい重度になっても原因がわからなかったようですので、初期に診断ができた可能性は低いでしょう。原因がわからなければ、治療法もわからないでしょうし、症状もないのであればそもそも治療の対象にならないでしょう。血液検査の項目を増やすとか、追加の画像診断をするとかで診断ができたのかもしれませんが、わかりません。
2021-07-08 12:02:59
ライス(質問主)
詳しく教えてくださってありがとうございます。
何年も前に膵炎を起こしたことがあり、死亡する数ヶ月前に血液検査でリパーゼとCRPが高かったのでSpec cPLを測定したところ膵炎と確定されましたが、死亡1ヶ月前にはSpec cPLは正常値に戻っていました。尿検査で感染症の疑いがあったので、抗生物質を投与して、細菌感染の完治もしていました。ARDSの原因で一番多いのが誤嚥性肺炎ということですが、もしそうだと疑いを持っていれば、ステロイドや抗生物質の投与はされないものなのでしょうか?酸素吸入や利尿剤で効果が現れるのをどれくらい待つものなのでしょう?それでも効果がなかった場合、ステロイドや抗生物質や他の薬剤を投与して見ないのでしょうか?
2021-07-08 14:25:49
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