イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

コンモリ(質問主)


犬アイコン 犬 12歳 オス 雑種

体重:6.0kg

飼育歴:10年7ヶ月

居住地:長野県伊那市

飼育環境:室内

昨年春に前頭洞扁平上皮癌の診断を受けた11歳の雑種犬です。
現在の状態
前頭部と頭頂部に腫れがあり、右目は癌の浸潤で瞼がふさがっています。左目は開いていますが、あまり見えていないようです。
寝ていることがほとんどです。自力で立ちあがり歩行はしますが下肢の脚力がかなり弱くなっています。歩行は左に旋回しがちです。鼻水が出るせいか口呼吸をしています。
食欲はなくステロイド剤に反応するとドライフードでも食べますが、必要量には足りていません。水も飲むときは自力で飲みます。食べない時は水分と流動食をシリンジであげますが少量で嫌がります。
体重は食欲低下が始まってから減り続けて9㎏超えだったのが今は6kgです。
排尿は毎日定期的にします。排便も固形食を食べられる時は元気な時と変わらない便をします。
抱っこして鼻水が固まったのを取ったりシリンジでの給餌を嫌がって暴れますが怒ったり咬んだりすることはありません。

経緯
2020年2月におでこの腫れで受診、前頭洞扁平上皮癌の診断を受け、3月に放射線治療、抗がん剤治療(点滴)を12月まで、分子標的薬を1月と3月に2週間ずつ服用しましたが、骨髄抑制が強くその後の抗がん剤治療はしていません。抗がん剤をやめてから右目に浸潤し、頭頂部の腫れが大きくなりました。
2020年12月頃から食欲不振が続くようになり、増進剤やステロイド剤で対応してきました。現在はプリンペランシロップ0.6mgを一日2回とプレドニン5mgを一日1回服用しています。食欲は出る時も出ない時もあります。
鼻水に対してはビルデンタマイシンを一日2回服用しています。腫瘍の影響による鼻水ということなので服用していても完全になくなりませんが、膿のような黄色く粘った鼻水が鼻の中で詰まっている状態が半透明の水っぽい鼻水になって出てきて、その方が楽そうなので服用を続けています。
抗がん剤をやめてから食欲の改善を目的に**トキシコロジーによる治療を始めましたが効果が見られず体重の低下が続き、費用もかかることから中止したところ2週間後に急に食欲が出て驚きましたが数日後にまた食べなくなり、その後は、水の置いてある場所がわからず室内をさまよったり、車に乗せると動き回ったり、歩行の旋回が始まりました。

獣医師の対応
放射線治療を受けた大学病院には1月のCT検査後受診していませんが、腫瘍による脳の圧迫や炎症波及による食欲低下、元気消失、旋回、ヘッドプレス、発作などの症状に対して、ステロイド剤、脳圧降下剤、抗てんかん薬の使用の指示を受けています。
かかりつけの獣医師は、大学病院からの指示に基づき投薬をしてくれています。飲食ができてない状態が続くなら補液を勧められました。
**トキシコロジーの獣医師は、毎回状態に応じて薬の内容を検討して注射してくれます。

相談
一時的でしたが食欲が復活した理由がわからず、投薬以外では**トキシコロジーしか考えられないので再受診しました。身体の土台ができてきてたのに中断して崩れてしまったから、また一からやり直しと言われました。いつ頃どのように治療効果が出てくるのかわからないので、極力体力を落とさないよう強制給餌もしていますが嫌がることも多くやめた方がいいのか迷います。食べることを嫌がるのも彼なりの身体の反応と思いやめることもありますが、自力で歩いたり食欲さへ出れば食べることもでき排泄も快調な状態なのでまだまだ頑張れるのではとも思います。
治療に関する相談ではありませんが、彼の現状をどう捉えるのが適切で、どのように向き合ってあげるのがよいかアドバイスをいただければと思います。よろしくお願いします。




日時2021-05-19 16:28:33

専門の獣医師からの回答

私は、**トキシコロジーは行ったことがなく、治療内容もわかりませんので、大変申し訳ありませんが、コメントのしようがありません。ただ、**トキシコロジーの治療中に効果がみられず、中断後に一時的に食欲が出たという現象を客観的に評価した場合、治療効果があるとは言い難いように思われます。
扁平上皮癌の場合、外科手術による根治が難しいと判断された場合は、抗癌剤治療や放射線治療、抗炎症剤や分子標的薬の投与等が治療の選択肢になると思われますが、その効果は決して高くはありません。1年以上扁平上皮癌と戦ってこられて、大変な日々をお過ごしのことと思います。文章を拝見させて頂いた限りでは、残念ながら病態は確実に進行しているように思われます。後は、愛犬の立場にたって、何をしてあげるのが良いか(嫌がることはやめるというのも選択肢の一つかもしれません)を考えてご判断されるのが良いように思われます。担当の獣医師に飼い主様のお気持ちやご希望をしっかりと伝えて、今後の方針についてよくご相談下さい。

日時2021-05-24 10:57:15

愛犬の目元や足元のケアはしていますか。目元ケアに使えるローションや、模型を使いながら目元の拭き方を紹介します。ヤマザキ動物看護大学の福山貴昭先生が解説します。犬との暮らしに役立つ「まなびばsippo」をご覧下さい。

 
これまでに2,000件以上もの相談が寄せられています。
みなさんの心配事に似ている過去の事例がないか、症状、病気、体の部位、薬、犬種・猫種など気になるキーワードで、相談・回答を検索してみましょう。

相談を検索する

種別: