イヌ・ネコの健康医療相談

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オスカル(質問主)


猫アイコン 猫 17歳 オス 雑種

体重:4.5kg

飼育歴:16年7ヶ月

居住地:茨城県日立市

飼育環境:室内

昨年秋か冬頃よりくしゃみを連発するようになり、夏頃に右鼻出血し病院へ行く。鼻水も出ていたため風邪の慢性化だろうとの診断で抗生剤と坑ウイルス薬をしばらく投与したがあまり効果も感じられず当方が勝手に治療中断。秋に再び同様の治療を再開しインターフェロン注射も3日間したが改善されず腫瘍の疑いを指摘される。12月より鼻から大きなイビキ様音もし始め鼻水も酷く、更に何日間か全くの廃絶状態になってしまった為、強制給餌と点滴治療そしてステロイドと抗生剤投与を数日間した所大量の鼻出血と共に脂肪の塊のようなものが数個鼻から出てきて、取り除いたら急激に食欲が回復。同時に分子標的薬の投与を開始。その後イビキ様音も鼻水もなくなり、試しに投薬治療を一旦中止したのが1月半ば頃かと思う。そして3月に入って今再びイビキ様音と鼻水の再発。ステロイドと抗生剤で様子見したが効かず、また分子標的薬の再投与を開始した所。まだ数日なので効果は出ているのかいないのかハッキリとは分からない。顔面の腫れはなし。一昨日点滴したが昨日よりまた廃絶状態。
これは悪性腫瘍でほぼ間違いないですか?
腫瘍でも良性の可能性はありませんか?
症状が出始めてからここまでがおそらく軽く1年以上はたっており、悪性度は低いのではないかと思ってしまう。
そしてもし仮に腫瘍が良性だった場合の治療法はあるのですか?
ちなみに検査はレントゲンしか撮っておらず(何かある、とまでしか分かりませんでしたが)CTや病理検査など麻酔が必要な検査はする気はありません。

日時2021-03-19 00:48:45

専門の獣医師からの回答

ご投稿頂いた内容を拝見させて頂きました。様々な理由で検査に制限があり、診断を確定できないまま治療を行うことは、臨床の現場では珍しくないことだと思います。ただ、治療に対する反応が好ましくない場合、いろいろな治療を試すよりも、診断を確定する方向で治療方針を見直した方が良い結果に繋がることもあると思われます。特に、腫瘍性疾患が疑われる場合、診断を迷いつつ行う治療と、診断を確定してから行う治療とでは、治療内容(例えば、腫瘍の種類によって抗癌剤の効果には差があるため、診断が確定していればその腫瘍が抗癌剤の適応かどうかを的確に判断できます)に大きな差が生じてくると思われます。診断を確定するには、CT検査、病理組織学的検査は有用な検査となりますが、17歳という高齢でもあり、麻酔が難しいようでしたら、局所麻酔や無麻酔でも実施できる細胞診をお勧め致します。細胞診で診断を確定できない場合もありますが、腫瘍性疾患か非腫瘍性疾患か、腫瘍性疾患の場合は良性腫瘍か悪性腫瘍かの鑑別には役立つ可能性が高いと思われます。「脂肪の塊のようなもの」が排出された後に、分子標的薬が使われていますが、「脂肪の塊のようなもの」の中に腫瘍を疑う細胞を確認したことが、分子標的薬使用の根拠になっているのかもしれませんので、担当の獣医師にご確認ください。
治療経過から、腫瘍性疾患の可能性は否定できない(悪性腫瘍か良性腫瘍かを判断することは難しい)と思われますが、慢性炎症の可能性も否定できないと思われます。高齢猫の場合、慢性鼻炎や鼻出血が重度の歯石や歯肉炎に起因することがありますので、口腔内の状態を詳しく調べる必要があるように思われます。担当の獣医師にご相談ください。

日時2021-03-24 18:12:51

「うちの猫が下部尿路疾患と診断されたけど、いったいどんな病気?」 猫専門病院・東京猫医療センターの服部幸院長が注意したいサインを解説します。

 
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