イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

ユリオルキス(質問主)


猫アイコン 猫 17歳 オス ロシアンブルー

体重:5.6kg

飼育歴:16年11ヶ月

居住地:和歌山県和歌山市

飼育環境:室内

2019年11月に糖尿病の診断が出て、今までプロジンク投与しています。腎臓の数値も悪い(BUN75)ので半年ほど前から週に一度、今月に入ってから週に二度皮下点滴をしてもらっています。この点滴を受けると数分後に毎回吐くのが気になっているのですが、先生はそんな副作用が出るような薬ではないのでストレスから吐くのでは?とおっしゃっています。昨年11月にはレントゲンやエコーもしていただいたのですが、ガンなどの他の問題はなさそうとのことでした。インシュリンの方は当初0.5からスタートして元気にしていたのですが、昨年の12月に急にやせたので診ていただくと、血糖値が600超えていたので2、2.5、3単位と徐々に増やして、最近は3単位で落ち着いていました。しかしながら今月の17日に突然低血糖で痙攣をおこし、病院にかけこみました。血糖値は28でした。幸い治療して元気になりました。朝インシュリンを打って昼過ぎまでなんともなかったのに突然倒れたのです。今回のことがショックで注射が怖くて怖くて仕方ないです。血糖値が乱高下することも自分がうまくやれていないのでは?と落ち込みます。誰もいない時に倒れたら死んでしまいますから、心配で心配でたまりません。かかりつけの獣医は血液検査だけでいろいろ判断しているのですが、他の獣医師の意見などを見ると、尿糖をみるべきだとか、日に4度血液検査してそれを一週間でも続けて曲線グラフを作らずして投与量を決められるわけがないと書かれていて、少し不安になっています。セカンドオピニオンを受けた方がいいのでしょうか?今診ていただいている医師のことはとても信頼しているのですが、他の先生のご意見やご感想をお聞き致したく思います。何卒ご教授ください。よろしくお願いいたします。

日時2021-01-18 02:07:54

専門の獣医師からの回答

愛猫が糖尿病と慢性腎臓病を治療中とのこと、ご心配のことかと思います。猫の糖尿病において、血糖値が600を超えたり、インシュリン投与で低血糖になったりすることは普通に起こりうることです。正常な猫の膵臓は体の血糖値の変化に細かく対応してインスリンを分泌し血糖値を一定に保っています。糖尿病の猫においては人間によるインスリン投与によって血糖値を大雑把に、調子を崩さない範囲に保つというイメージです。インスリンには様々な種類があり、作用時間が違います。また、猫によってそれぞれ反応が違いますし、体調の変化によってインスリンの感受性も変化します。大雑把に治療するといっても、インスリン量を決める際にはやはり血糖値の曲線を描く必要があるでしょう。例えば半日作用が持続するインスリンでは投与4~6時間後程度で血糖値が一番低い状態になっていると考えられ、この時に100mg/dl前後になっていることが望ましいと思います。最近では皮膚に貼り付けておいて2週間にわたって血糖値をモニターできる機械も利用できますので、動物病院でよく相談してみて下さい。愛猫さんの病気のコントロールが良好になることをお祈りしております。

日時2021-01-20 22:58:52

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