イヌ・ネコの健康医療相談

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きいろ(質問主)


猫アイコン 猫 メス 雑種

体重:2.9kg

飼育歴:0年7ヶ月

居住地:長野県安曇野市

飼育環境:室内

# 経緯
- 8/22 早朝から、くしゃみとグズグズという鼻を啜るような音をしたまま丸くなっている。おかしいと思い抱き上げると高熱と白濁した鼻水を垂らしていたため、すぐに病院へ

- その時点での体重は1.9キログラム。9.5度の熱。先生から、「顎の下のリンパ節だけではなく、足の付け根まで腫れ上がっている。おかしい」という指摘。抗生物質を1週間分いただき、1週間後にまた診察してもらう約束をする

- 8/28 体重は2キログラム。熱は下がっており、8.2度。ただ、リンパ節の腫れは全く治まっていないため、血液検査。
血液検査の結果、総蛋白量の数値が10を超えており、「明らかに異常」と言われ、「FIP(猫伝染性腹膜炎)」についての説明を受ける

- エコーで腹部を見ると、身体中のリンパ節も腫れているそう

- そこから、10/17までの間、ふたつの病院にて 血液検査・細胞針検査を2度、クロナリティ検査、膝裏のリンパ節を2つ切除し、生体病理検査、等を行いましたが、「反応性過形成」という結果

- また、常に少しずつ体重増加があり、元気だったため、膝裏のリンパ節切除の際避妊手術も実施しております。

- 体調は8/22から8/28あたりに少し悪化しただけで、そこから先はずっと元気に走り回っていました。

- リンパ節の腫れについても、少しずつ小さくなり、10/17には血液検査の結果も総蛋白量の数値が7.7まで下がりました

- しかし、12月中旬、またリンパ節の腫れが気になり、病院で血液検査とエコーを行ったところ、また身体中のリンパ節の腫れが大きくなっており、総蛋白量の数値も10.4と一番高くなっておりました。

- 現在の体重は2.9キログラム、食欲もあり、毎日元気に走り回っています。熱もありません。


# ご相談したいこと
現状、ふたつの病院の先生に1ヶ月に一度の血液検査とエコー検査の結果を共有し、都度判断を仰いでおりますが、病名が確定することなく今まで来てしまい、治療は何もしていない状態です。
FIP、リンパ腫以外にどのような疾患である可能性があるのか、
また、今までしていない検査で、どのような検査が病気を明らかにするために考えられるのか、
そして、こういった場合、新たにご相談をするとすれば、どういった医療機関にご相談できるのかお聞きしたいです。

長文で申し訳ありません。どうぞよろしくお願いいたします。

日時2020-12-22 21:54:42

専門の獣医師からの回答

全身リンパ節の腫脹(反応性過形成)、発熱、蛋白(グロブリン)の増加は、感染症や自己免疫疾患の特徴です。リンパ節の病理検査と遺伝子検査でリンパ腫は完全に否定されていると思いますし、FIPも経過から考えて否定的と思われますし、コロナウイルスの抗体価を測定すればさらに否定材料になると思います。したがって他の感染症や自己免疫疾患がが疑われます。感染症には猫エイズや猫白血病ウイルス、クラミジア、ヘルペスウイルス、トキソプラズマ、細菌等々多くの可能性があります。距離的な問題があると思いますが大学病院の内科を受診することが一番と思います。

日時2020-12-26 17:25:35

きいろ(質問主)


ご返答ありがとうございます。
先生の仰る通り、
FIPについても、リンパ腫についても、「可能性はゼロではないが、高くない。もしどちらかだとすると、稀な例」とホームドクターからも、FIPに詳しい先生からも言われております。

私の方で記述漏れがありましたが、猫エイズ、猫白血病のウイルスについては、5/14(うちに来た日)と8/28の2度検査をしており、どちらも陰性でしたので可能性は低いと考えております。

大学病院で診てもらいたいという気持ちはありますが、
片道5時間程度かかることと、その場合開腹して生体切除する病理検査になるのでは…と猫へのストレスを心配して決断には至っておりません。

1ヶ月に一度の経過観察を続ける中でリンパ節の腫れがつづく、もしくは悪化するような傾向が見られる場合は元気なうちに診断を受けようと思います。

ご回答をくださり、本当にありがとうございました。

日時2020-12-26 17:54:40

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