イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

7CATS(質問主)


猫アイコン 猫 11歳 メス 雑種

体重:4.9kg

飼育歴:11年4ヶ月

居住地:愛知県知多市

飼育環境:室内

初めて相談します。
伝わりにくいかもしれませんが、よろしくお願いします。

10月下旬に、左脇とその3,4cm位下にしこりを見付け受診しました。
しこりは6,7mm位の大きさでした。
乳腺腫瘍の可能性があると言われ、病理検査に出すためにしこりの摘出手術を行いました。(10月24日)
手術前のレントゲンでは、他に大きな腫瘍もなく肺の転移もありませんでした。
病理検査の結果は、乳がんでした。
乳がんには、抗がん剤がほとんど効かないから、抑制する薬を飲ませるしかないと言われました。
この薬も、胃が荒れる事がある為、食欲低下したり嘔吐する事があって、そうなってこの薬を飲ませることができなくなると、もう医学的にしてあげられる事がないから、自分達で免疫力を上げるサプリメントとかを買って飲ませてあげるしかないと言われました。
薬とサプリメントを併用しても構わないと言われたので、今、その薬とサプリメントを飲ませています。
ですが、手術から1ヶ月程経った11月下旬、また左脇にしこりが出来ていたので受診。(11月28日)
どんどん転移していくから、そのしこりだけ取っても意味がないから取らない、と言われました。
乳腺を片側全摘出か両側全摘出、リンパ節切除の手術の提案は一切されませんでした。
リンパ節に転移していた場合、リンパ節切除と乳腺摘出手術はしないのでしょうか。
手術したとしても猫の負担になるだけで、手術しないままでいる時と変わらないのでしょうか。
転移もしやすく再発率も高い事、根治はしない事…
分かってはいるのですが、このまま薬とサプリメントを飲ませているだけでいいのか悩み、他の獣医師さんの意見も聞きたく相談しました。
処方されている薬
 onsior 1日1錠
今のところ、食欲低下もなく体重も変わらず元気です。
追記
今、左脇2,3cm下にさらに2個しこりができているのを確認しました。

日時2020-12-02 19:26:12

専門の獣医師からの回答

既に脈管浸潤やリンパ節転移が認められている乳癌の場合、充分な効果が期待できる全身療法は、現時点では見つかっていないと思われます。積極的な治療を希望されるのでしたら、カルボプラチン、ドキソルビシン、ミトキサントロンなどの抗癌剤を用いた補助療法の実施を検討されても良いかもしれません。抗癌剤の効果は様々で、実証されている(効果が保証されている)ものではありませんが、補助療法を実施した場合に生存期間が延長したという報告はあります。また、分子標的薬のトセラニブ(パラディア)が肺転移した乳癌の増殖を抑制したという報告があり、その効果が期待されています。現時点でトセラニブは、肺の転移病巣が対象と考えられていますので、その使用は転移が確認されてからという形になりますが、未知の部分も多く、どの段階で使用するかにつきましては、獣医師の判断(責任)に委ねられている部分が大きいと思われます。免疫療法につきましては、乳癌に対して非特異的免疫調整薬や免疫賦活薬の効果を検討した報告がありますが、いずれも有効性は認められていません。外科手術につきましては、既に転移が確認されている場合、腫瘍を切除することにより疼痛緩和が期待できるような場合以外は、対象にならないと思われます。
猫の乳癌は、外科手術が第一選択で、術後の病理組織学的検査で完全切除、脈管浸潤なしという結果でしたら根治が期待できますが、そうでなかった場合には、根治が難しくなります。根治が難しい状況で、どのような治療を選択するかにつきましては、飼い主様のご希望を獣医師にしっかりと伝えることが大切です。もし、飼い主様のご希望に沿った治療を受けることが難しいようでしたら、セカンドオピニオンを検討されても良いかもしれません。
猫の乳癌につきましては、いろいろなご質問が今までにも寄せられていますので、種別「猫」、検索ワード「乳腺腫瘍」で検索して頂き、参考にして頂ければと思います。

日時2020-12-06 11:11:02

7CATS(質問主)


お忙しい中、御回答有難うございます。
転移があると、手術対象にならないのてすね。
抗がん剤治療をして頂けるかどうか、もう一度病院に相談をしたいと思います。
有難うございました。

日時2020-12-06 20:55:46

 
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