イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

もりの(質問主)


犬アイコン 犬 15歳 オス 雑種

体重:13.4kg

飼育歴:0年10ヶ月

居住地:大阪府堺市北区

飼育環境:室内

セカンドオピニオンとしてアドバイスをいただければ幸いです。
15歳のミックス犬、♀です。肝臓の数値が高いため、治療を行うべきか悩んでいます。状況は下記のとおりです。
3年前に前庭疾患を患いましたが、完治しました。高齢のせいもあるのですが、昨年から、腎臓の数値が若干高かったり、またほぼ基準範囲に戻ったりとしています。体重は、ここ2年で、3キロほど減りましたが、ここ数か月は、13-13.5キロの間で落ち着いています。
春ぐらいから、散歩の際に、首を垂れるようになり、歩行のバランスがとりにくくなりました。しかしながら、歩行器で問題なく歩いています。散歩も大好きです。食欲もあります。1か月ぐらい前から下痢気味になり、下痢止めを常用するようになりました。飲めば問題なく下痢はなく、通常便になります。先月、定期検査を行いましたが、半年前に比べて、次の数値が高いのが気になりました。
ALPは、半年前も、356が、613
ただ、その他の値、AST,ALTは、すべて正常値内です。
腎機能は、BUNが、35.4が、43.1
クレアチニンは正常値内です。1.18で前回、1.37でしたので
低くなったぐらいです。
その他に、若干高いのは、MCHC が、36.6
シスタチンが、0.45
赤血球も白血球も正常で貧血もありません。その他の値はすべて
正常値内で問題はありません。主治医の先生の所見は、現状では
特に積極的に治療をする必要性は特にないということで、
何も投薬はありません。レントゲンもとりましたが、異常な所見は
認められなかったとのことです。
治療の必要はないという理由は、上記の数値はここ1年で変動が
あり、また下がる可能性もあるとのことも理由のひとつでした。
そのため、3か月後の検査値を見てみるということになりました。
食欲は変わらずありますし、高齢のせいで認知症のため、
夜中の徘徊・夜鳴きはあります。
正直なところ、肝臓の数値が気になり、投薬などで数値を下げる
ほうがいいのだろうか?今ならまた回復するのではないだろうか?
と先生に相談してみようと思ってはいますが、セカンドオピニオンも
お聞きしたくて質問させていただきました。
こちらでご回答いただいている先生方は、このような状況で
なんらかの治療を開始するほうがよいと思われますか? 
お聞かせいただければありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

日時2020-11-16 12:11:20

専門の獣医師からの回答

ALPが高値を示す高齢犬に対して,治療を開始するかどうかとのご質問ですね。
結論から申しますと,ALPが高値となっている原因によります。
ALP(アルカリフォスファターゼ)の高値を肝臓の異常と解釈されているようですが,ALPは肝臓疾患のみならず,肝外胆道系疾患,腸疾患,膵臓疾患,内分泌性疾患および腫瘍性疾患など様々な原因で上昇します。15歳の高齢犬となると,胆嚢疾患や甲状腺機能低下症,慢性疼痛性疾患によるストレスからの高コルチゾール血症,あるいは腫瘍性疾患などが最も可能性が高いかもしれません。
どこまでの精査を行うかについては,年齢的な問題もありますので,主治医の先生とよくご相談されたらと思います。
治療に関しては,原因により様々ですので,お答えしかねます。
なお,セカンドオピニオンの意味を勘違いされているようです。

日時2020-11-18 09:24:47

もりの(質問主)


丁寧にご回答いただき、どうもありがとうございました。

日時2020-11-18 10:14:37

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