イヌ・ネコの健康医療相談

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りんご(質問主)


猫アイコン 猫 2歳 メス 雑種

体重:2.9kg

飼育歴:1年11ヶ月

居住地:愛知県名古屋市港区

飼育環境:室内

1年前、突然呼吸が荒くなり、舌が出てよだれをたらし、ボーッとするような状態になりました。
近所の病院を受診し、脳に異常があるかもしれないと血液検査と外部センターで脳のMRIも撮りましたが特に異常は見られず、原因不明のてんかんのようなものということで、抗てんかん薬による治療を開始しました。
2カ月飲みましたが良くならず昨年末頃からステロイドを処方していただきました。ステロイドを飲み始めたところ、症状が出る回数がだんだん減り始めたので、ステロイドを少しずつ減らしていき、今年の5月頃から投薬を止めてみて、定期的に検診に通いました。
しかし、先月8月中旬頃また以前のような、よだれをたらす発作を起こし、他にも3日便がでておらず、おしっこの回数も減っていたのでその旨病院へ伝え、炎症による疾患がないか血液検査をしていただいたところ、アンモニアの数値が532あり、肝臓の数値もかなり悪く、最初の発症から1年たち初めて門脈シャントの可能性があると診断されました。
すぐに入院しアンモニアの数値を下げる点滴をしてもらいましたが、その後今まで起きたことがない痙攣発作が2度起き、発作に対するてんかんの投薬もはじまり、一時は意識もなく立つこともできなくなりました。目も見えなくなってしまい、家族のことは分かっているようですが、ガリガリに痩せ以前と全く様子は変わってしまいました。
2週間入院し、自力で立ちご飯も食べられるようになったので自宅医療に切り替えを希望し退院しました。
退院して3週間経ち退院後は、肝臓サポートのフード、アミノ酸のベジタブルサポート、アンモニアを下げるシロップの薬と抗てんかん薬、抗生物質を投薬し、皮下点滴を2日に一回行ってきました。
体重は3.7キロあった体重が入院中に2.5キロまで落ちましたが、現在は2.9キロまで増えました。

現在は諸事情によりCTがある病院へ移りました。
現在の血液検査の数値はアンモニア158、GPT141、ALP154、総胆汁酸pre103.3、総胆汁酸post87.0です。目も相変わらず見えてはおらず、比較的寝てばかりいますが食欲は旺盛です。
医師からは、いつまた状態が悪くなってもおかしくないので早めにCTを撮り状態を見て手術をすることを勧められています。
ただ、CT撮影には全身麻酔を使用しますので現在の状態では、多少のリスクを伴うと説明を受けました。
10%くらいの確率だそうです。
もし、麻酔で昏睡状態に陥ったり、また強い発作を起こしてしまうのではないかと、CTを撮影することを迷っていますがあまり迷う時間もないので、自分で色々調べましたが、猫の門脈シャントの情報はあまりなく、こちらに相談させていただきました。
現在の状態でCTを撮ることは本当に可能なのでしょうか?またリスクについてはやはり覚悟をして望まないといけない程の状態でしょうか。
ご回答の程、よろしくお願い致します。

日時2020-10-06 22:44:50

専門の獣医師からの回答

猫の先天性の門脈体循環シャントの発生率は確かに犬に比べて低いですが、やはり神経症状を呈して受診される例はあり、CT検査の後に手術することがございます。
体重が徐々に戻ってきているのは明るい材料ですね。
食欲は旺盛とのことですので、原因が門脈体循環シャントである場合は、腎機能と心臓や肺の状態に特段の異常がなければCT検査は可能なことが一般的です。
CT検査に要する時間は短く、動物医療においても麻酔薬や麻酔管理は進歩してきていますので、十分に注意すれば無事に検査出来ることが一般的ですが、残念ながら麻酔や検査のリスクは個々の動物の状態によって異なります。
臨床症状や経過、およびレントゲン検査、エコー検査、血液検査などの所見から門脈体循環シャントが強く疑われるのであれば、CT検査によって診断を確定し、異常な血管の走行を把握することは、積極的な治療を検討する際には大きなメリットがあります。
「一般的」なお答えしか出来ず申し訳ございません。
麻酔下での造影CT検査を受けられるかどうかは、麻酔や検査のリスクと、検査によって得られるメリットを理解したうえで、最終的には主治医と飼い主様の話し合いによって決定されるべき事柄です。
ご相談内容の情報からご愛猫の状態を十分に把握するには無理がございますため、この様な回答となりますことをご理解下さい。
どうぞお大事になさって下さい。

日時2020-10-08 19:59:18

りんご(質問主)


ご丁寧にご回答くださりありがとうございます。迷っていましたが、主治医ともよく話合いもう一度事前検査した上でCTを撮影することにしました。
麻酔による不安が無くなったわけではないですし、シャントが見つかれば今度は手術を検討しなければいけません。
更に決断に迷いが出るかもしれませんが、少しでもこの子が幸せな余生が送れるように、最善を考えたいと思います。
お忙しい中、ご回答いただきありがとうございました。

日時2020-10-08 20:12:40

猫の皮膚病は飼い主が気づくことが多い病気です。よくある事例や飼い主が気づけるポイントを、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が動画で解説します。

 
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