相談・獣医師回答・コメント
JUN(質問主)
犬 13歳 オス パピヨン
体重:7.0kg
飼育歴:13年5ヶ月
居住地:奈良県磯城郡田原本町
飼育環境:室内
7月初旬から、食べたものを吐くことが多くなり、8月からは今まで食べていたドッグフードを食べなくなり、色々と種類を変えて与えていましたが、8月末には何も食べなくなり、7㎏あった体重も、4.7㎏になっていました。ふらつくこともありましたが、散歩に行くのは喜び、毎日15分の散歩は普通に行けてました。ただ、今までより尿の量が少なくなり、9月初めに動物病院を受診しました。血液検査の結果、BUNが205.8、Creが9.12で(他の数値は異常なし)、腎臓が悪いと診断され、毎日、皮下点滴に行っています。1週間後もBUNが140以上(精密な数値検査はしていません)で、まだ何も食べ物は食べません。ただ、何も食べてないのに、体重は1週間で5.3㎏まで戻っています。
先生はBUNが100を切らないと食べないと言われていますし、食べるようになったとしても点滴は続けないといけないと言われています。点滴を始めてから、尿の量は少し増えています。
私が一人暮らしで障害(精神)もあり、現在僅かな年金で暮らしており、入院させることもできず、また毎日の通院の費用も限界で続けられません。
もうすぐ14歳ですし、病院に連れていったのは、寿命で、余命宣告されるだろうという覚悟で行きました。
今悩んでいるのは、治療をやめるかどうかです。先生は経済事情を理解して少し安い治療費で治療していただいていますが、それでももう限界です。金銭的にも頼れるひとがいなく、治療を止めて、衰弱して命を全うさせることしか選択肢がないのですが、私の判断で愛犬の命をなくしてしまう決断ができません。
寝たきりなどの状態ならある程度決断ができるかもしれないのですが、まだトイレも自分で行くし、水も自分でのみます。吐くことは多いです。また、なにも食べてないのに、タール状の弁が出ます。一日中、横になっていますし、元気はありません。
BUNの高さがどの程度の悪さなのか、このまま治療を続けても、余命は少ないのなら、決断ができるかもしれません。
いつかは、別れが来るのはわかっていますし、13年以上生きたので、もういいのかなと思いたいのですが、決断できません。
なにか、決断できるアドバイスをいただければ幸いです。
よろしくお願いします。
※1年半前からヘルニアがあり、腸がおしりの横から出ています。ときどき、膀胱も出ることがあり。膀胱が出たときは、手で格納しておしっこをさせています。ヘルニアの手術も金銭的にできず、そのままです。おしっこがでないときは、私のところへおしっこがでないといってきます。夜寝る前には、必ずおしっこをさせています。
2020-09-11 01:14:36
専門の獣医師からの回答
内容を拝見し、ご事情を理解いたしました。愛犬の腎臓機能の状態は、末期であると思われます。尿量が低下している状態で点滴後に体重が増加するのは浮腫(むくみ)を発症していると思われます。治療において、まず行うべきことは利尿することだと考えます。ご事情から積極的な治療ができないのであれば利尿剤の投与をお勧めします。利尿を促進することでBUNは低下することが期待できます。主治医とご相談されてください。また肛門の横の腫れは会陰ヘルニアだと思います。直腸や膀胱が入り込み排尿や排便が困難となっています。そのため便がタール状になっていると思われます。できるだけ頻繁に脱出した直腸や膀胱をもとに戻すようにしてください。今の状態であれば散歩は出来るだけ控えてください。食餌は高カロリーの食餌をスープ状にして与えてください。どうぞお大事にしてください。
2020-09-12 21:37:12
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