イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

なっとう(質問主)


猫アイコン 猫 17歳 メス 雑種

体重:1.5kg

飼育歴:16年7ヶ月

居住地:愛知県清須市

飼育環境:室内

 半年くらい前から右目から鼻にかけて腫瘍ができ、水が溜まるようになり、かかりつけ医に押して出してもらっていましたので、家でも日に何回か行ってきました。
 今月始めから乾燥フードが食べられなくなり、もっぱらチュールに頼ってきましたが、だいぶ痩せました。水もお鉢からは飲めず、スポイトで飲ませていました。
 先週末からチュールは受け付けなくなり、トイレに行けなくなったので、おむつを付けて横になっています。水を飲む回数が少なくなり、口の横から数滴入れてやり、むせないように気を付けて与えています。
 人間なら熱中症予防に経口補水液を飲みますが、猫は水以外のものを与えても良いですか?

日時2020-08-24 16:18:04

専門の獣医師からの回答

腫瘍以外の基礎疾患があるのかどうかは、今回の質問の中では不明なので、正確な判断は血液検査等を行った上で行います(水が良いのか、電解質液の投与が良いのかを判断します)。しかし、一般的に、上記のような病歴での動物は、高張性脱水(自由水が足りない)が予想されますので、ただの水の投与で良いと思います。その他、気になるのは、食事を食べなくなった動物に、犬でも猫でもチュールと称するものを与える間違った栄養管理をする人がいます。あれは、しっかりした総合栄養食とは私は思えません(栄養的なバランスよりただ単に動物が好むものと理解しています)。現状で、自ら食事を食べられなくなった犬や猫には、経腸栄養食が発売されていますので、こちらを経口的に強制給餌することが多いと思います(鼻や咽頭または胃へのカテーテルでの投与が本来の姿ですが・・・)。この状況で延命を目指すのであれば、まずは十分な水と、可能であれば必要量の経腸栄養食の給餌を検討してください。

日時2020-08-27 08:30:13

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