イヌ・ネコの健康医療相談

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サカイ(質問主)


犬アイコン 犬 10歳 オス パグ

体重:8.5kg

飼育歴:10年6ヶ月

居住地:埼玉県川口市

飼育環境:室内

一緒に住んでいるパグに腫瘍ができ、その腫瘍の対処法についてお答えできる範囲で構わないので、ご回答いただけますと幸いです。

現在10才になるパグですが、背中に肥満細胞種が2つできて、近くの病院に連れて行って診察結果を聞くと、以下内容をお伝えいただきました。

・手術をして取り除いたほうがいい
・手術して腫瘍のグレードを調べる
・手術をしないと完治できない
・手術の際の全身麻酔で、老齢のため死亡するリスクもある
・手術で後遺症の可能性もあり。
・(その先生の経験からすると)腫瘍が悪性のケースは低い
・悪性の可能性は低いが、手術をしたほうが安心
・薬での投薬治療もある

上記を聞いたうえで以下2点、他のお医者様からのご意見を聞かせていただきたいと思っております。

1.
老齢のパグで、手術の際の全身麻酔により死亡する危険性は高いのか。それとも麻酔で死亡するのは、絶対起こらないとは言い切れないけど、本当に稀なケースでしょうか。

2.
悪性のケースは低いとのことですが、この年齢の場合、手術をせずに投薬治療のほうがいいのか。もしくは腫瘍が体に影響を及ぼすのは早くても5年10年かかるから見送るほうが良いのか。

3.
お医者様の観点では、
手術、投薬治療、手術しない
どれがいいでしょうか。

▼飼っているパグの特徴
年齢:10才
体重:8.5キロ
備考:
胸の骨が内側に向いてるため呼吸さづらい体質。
腫瘍は気付いたらイボから血が出ていたので気付いた。いつからできてたのかは不明。

長文となり申し訳ありませんが、ご回答の程、よろしくお願いいたします。

日時2020-07-29 15:16:03

専門の獣医師からの回答

パグの場合、体表に多発する肥満細胞腫は、グレード1(グレード1~3に分類されており、数値が高いほど悪性度が高い)であることが多く、良性の挙動を示すと考えられています。グレード1であることを確定するには、摘出した腫瘍の病理組織学的検査が必要ですが、犬種がパグで、腫瘍が小さく(数ミリ)、急速な増大傾向がなく、細胞診の結果が高分化型であった場合は、グレード1の可能性は高いと思われます。その場合、外科手術な摘出が推奨されていますが、高齢の場合は経過観察(腫瘍の大きさをモニターし、増大傾向が認められる場合に外科手術を行う)やプレドニゾロンの投与で反応をみる場合もあります。また、手術を行う場合でも、グレード1が予想される肥満細胞腫では、大きなマージン(通常の肥満細胞腫は、悪性の挙動をとることが多いため、実際の腫瘍よりも大きく切除することが推奨されています)は必要ありませんので、局所麻酔での手術も可能だと思われます。今回の腫瘍は、背部にあるとのことですので、軽い鎮静は必要かもしれませんが、伏臥位(最も呼吸がしやすい姿勢)での手術となりますので、呼吸に問題がある場合でも安全に実施できると思われます。病理組織学的検査の結果がグレード1で完全切除でしたら、術後の補助療法(抗癌剤や分子標的薬の投与)は必要ありませんが、不完全切除の場合は、再手術や補助療法が必要となるかもしれません。
犬種がパグでも、悪性の挙動が予想される肥満細胞腫でしたら、他の犬種と同じように大きな切除が必要となりますので、その際は全身麻酔が必要となります。もし、全身麻酔のリスクが高い(短頭種の場合、高齢や日常から呼吸状態が悪い(常にゼーゼーいっている)ことが危険因子と考えられています)と判断された場合は、抗癌剤や分子標的薬の使用を検討する形になると思われます。
実際の診察を行っていませんので、このような書き方しかできませんが、担当の獣医師と良くご相談して、治療の方向性を決めて頂ければと思います。


日時2020-08-02 18:30:53

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