イヌ・ネコの健康医療相談

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りつ(質問主)


犬アイコン 犬 7歳 メス パピヨン

体重:6.2kg

飼育歴:6年6ヶ月

居住地:北海道札幌市東区

飼育環境:室内


以前から稀に見られたのですが、唾を飲み込みにくそうにする仕草を見せます。
最近気管虚脱という診断を受け、ステロイドを服用しているのですが咳が落ち着いてきたので一旦服用をやめたところ、以前より飲み込みにくそうにする動作をする回数が増え始めたような気がします。

また、この時期だからか耳が赤かったり鼻水が出たり、涙や目ヤニが出ているので先生に相談したところもしかするとアレルギーかもしれないと言われました。

再度アレルギーによりステロイドを服用してから4日ほど経ちますが、飲み込みにくそうにする動作の回数はあまり変化はないような気がします(耳の炎症は比較的治まってきました)。
先日レントゲンを撮った際、喉のところが腫れているのかもしくは腫瘍があるのか少し塞がっているように見えるとも言われたので、腫瘍かもしれないとも考えています。

もう老犬期と言われる歳にもなってきましたし、検査をするにしても麻酔で眠らせないとならないので込み入った検査をするにも悩んでいます。

何かアドバイスや、他に考えられるものがありましたら教えてください。

日時2020-05-28 23:28:50

専門の獣医師からの回答

丁寧に喉のあたりを触れてみて(触診)何かシコリのようなものはございませんか。
レントゲンで少し心配な点があるかも知れないとのこと。
喉やその周囲は外側から異常が解れば良いのですが、そうでない場合は内部の状態が解りにくいことが難点です。
ヒトのように大きく口を開けて喉の奥を観察することが難しいため、必要であれば通常は軽い麻酔をかけて観察します。
症状が進行して呼吸が苦しそうになってからでは麻酔時のリスクが高まりますので、あまり様子を見すぎないことが大切です。
扁桃腺の腫れや、咽喉頭部の腫瘍、唾液腺から漏れた唾液による腫れ、細菌感染による腫れ、など色々な状況が考えられます。
場合によっては麻酔導入時に喉の奥をよく観察したのち、CT検査を実施することがあります。CT検査は狭くて観察し辛い喉の奥の断面を評価することによって異常を見逃すリスクを減らせることができます。
何か病変があれば診断の目的で組織を採材したり、想定される疾患がある場合は準備を整えておいてそのまま切除手術をすることもございます。
事前の体調チェックで問題がなく、普段の呼吸に明らかな異常が無ければ、検査のための麻酔は通常大丈夫と思われます。
麻酔をかけて検査する必要がありそうか。その際にどの程度まで情報収集できそうか、など掛かりつけ医にご相談されることをお勧め致します。
どうぞお大事になさって下さい。

日時2020-05-31 00:08:55

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