相談・獣医師回答・コメント

抗生物質の投与によってシコリの外観に明らかな改善が生じる日数については、原因菌の種類や病変の深さなど、個体差があるため一概にお答えすることは難しいところです。
一般的に、感染症の場合は抗生物質の投与によって徐々に病変が小さくなるか、または部分的に化膿が進んで自潰（シコリの表面の皮膚が壊死して破れる）し、排膿（膿が出る）することが考えられます。
　腫瘍の場合は、良性・悪性と問わず抗生物質で明らかな改善は得にくいでしょう。
　8日分の内服の処方をうけておられ、すでに3日目とあります。現在はその後さらに数日経過していますので、再度診察をうけられる頃かと思います。
　腫瘍の可能性がありそうでしたら、治療方針の選択や予後の推測のためにも、どのような腫瘍であるかを「細胞診」や組織を採取しての「病理組織検査」などで確定されることをお勧め致します。
　
　ごうぞお大事になさってください。