イヌ・ネコの健康医療相談

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そらいろのたね(質問主)


犬アイコン 犬 14歳 メス プードル(トイプードル)

体重:3.5kg

飼育歴:13年7ヶ月

居住地:千葉県八千代市

飼育環境:室内

現在、癲癇に見られるような激しい発作に苦しんでいます。
状態としては食欲もあり、排便も通常通りできています。日中はいつもと変わらず昼寝をしたり、飼い主にちょっかいを出しにくるほど元気です。
ですが、昨日から連日でそれぞれ20時頃と21時頃に発作がありました。波がありますが、両方とも1時間程続き、その後も1時間おきに軽めの発作がありました。発作の症状は目を見開いてガタガタ全身を震わせることから始まり、手足をばたつかせたり、よだれを垂らしたりしていました。特に症状が酷い時には激しく悲鳴のような声を連続してあげていました。発作の波が引いている時に何度か水をあげました。終盤に水を飲んだ後、くたっと全身の力が抜けたようにして寝付きました。尚、発作の時には抱きかかえてあげるようにしています。

元より、昨年の5月頃から発作の症状がありました。最初の方の頻度は2ヶ月に1回程で、ほぼ全ての発作が夜中に起きました。発作は2〜3分程度、よだれを垂らしながら手足を激しくばたつかせるというものです。年の暮れに近づくに連れ、少し頻度が高まっている傾向はありました。(まばらですが、2週間に1回程のこともありました。)
なお、愛犬は10歳を超えたあたりから糖尿病を患っています。1日に朝夕2回のインスリン注射を行っております。

かかりつけの先生の説明では、この様な発作の原因は低血糖と脳の異常の二種類が考えられ、愛犬の場合後者の可能性が高いとのご指摘でした。高齢につき詳細な検査が難しいこともあって、昨年よりしばらく経過観察をしておりましたが、約2週間前から薬の投与を始める事に致しました。薬の名前はお聞きできておらず、発作の症状を抑える薬だと伺っております。7割の犬はそれによって症状が抑えられ、副作用の少ない薬だそうです。効果は3週間ほどで定着すると伺っております。また、1度投与を始めた場合、一生投与を続けねばならず、薬の効果が見られない場合は量を増やすのだそうです。

ご相談させて頂きたい事は主に2点です。
①発作が起きた時に少しでも苦痛を減らしてあげられる工夫などがございましたらお教え頂きたいです。
②薬の投与方法に関してアドバイスがあれば、お願い致します。(そのまま続行すべき、投与を増やすべき、など。)

その他少しでもお分かりになる事やアドバイス等ございましたら、お願い致します。

お忙しいところ、ご協力ありがとうございます。
どうぞ宜しくお願い致します。

日時2020-03-15 00:22:19

専門の獣医師からの回答

高齢犬なので大変ご心配のことと思います。
昨年5月からの痙攣発作の症状が徐々に進行しているとのこと。現在はかなり一般状態が悪そうに感じられるのですが,日中は普通に元気にしているとのこと。
発作の原因が不明ですので、どうしても治療は対症療法となります。
高齢犬で進行する痙攣発作がみられる場合、一般的には脳の腫瘍が心配なところですが、発作時以外は普通に元気にしているのであれば、高齢であっても腫瘍性の疾患ではない可能性も否定できません。
低血糖については、発作を起こしているときの血糖値が測定出来ると良いのですが、それが難しい場合は、精度は落ちますが一つの方法として血中の「フルクトサミン」を測定して、過去約およそ2週間の平均的な血糖値を推測する方法があります。

抗てんかん薬の投与を始められた、とのこと。
① ; 発作が起きているときにご自宅でしてあげられることは残念ながらあまり無いのが正直なところです。 大型犬の場合は、発作が長時間続くと筋肉の収縮などによって体温が異常に上昇し、生命が脅かされることがありますので、高体温になる場合は体を冷やしてあげる必要があります。
 小型犬の場合は、激しい痙攣の後にぐったりして、逆に体温が下がらないか気を付けてあげてください。
 口を噛み締めるようにして痙攣しているときには、口の中に指などを入れると無意識に噛まれますので、注意しましょう。
 ご自宅で痙攣発作が止まらない場合、鼻孔に滴下したり、肛門に注入する鎮静剤を処方して頂けることがありますので、ご相談してみられては如何でしょうか。
 抗てんかん薬以外に、使い方によってはステロイドも症状を軽くしてくれることがありますので、ご愛犬の場合糖尿病があって投与が難しいかもしれませんが、一度相談してみられても良いかも知れません。

② ; 薬の投与方法に関しては、薬の名前が解りませんので難しいところです。
 ゾニサミド(コンセーブ)が近年はよく用いられますので、このお薬の処方を受けておられる可能性があるかと思います。
 お薬の薬用量には若干の幅がありますので、服用して効果が十分でない場合は、投与量を増やしたり、血中の薬剤濃度を測定して投与量を調整したり、場合によっては他の薬剤の併用、または他の薬剤への変更を検討することが一般的です。

① ②とお答えして参りましたが、すべてはご愛犬の体調が基本です。衰弱していたり、腎機能が低下していたり、発作時や発作後に血圧が低下している場合などは、特に高齢犬ですので、鎮静剤の投与などが相応しくない場合もございます。
かかりつけ医にご相談されてこれからも看護してあげて下さい。
 
どうぞお大事になさって下さい。

日時2020-03-17 00:13:08

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