イヌ・ネコの健康医療相談

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Funq(質問主)


犬アイコン 犬 16歳 オス ミニチュアダックスフンド

体重:10kg

飼育歴:15年11ヶ月

居住地:埼玉県朝霞市

飼育環境:室内

16歳になります。
半年前から鼻水くしゃみがあり通院で抗生剤を内服。今月右側の顔が腫れ、一日で収まりましたがその後にわりと大量の鼻出血や膿のような鼻水が片側から出て数日続きました。出るのはほとんど夜寝ている時です。
鼻水は両方から出ています。抗生剤と止血剤を10日ほど服用で効果があったのか今は普通なのですが、
歯周病は明らかで鼻からの貫通、腫瘍の可能性も拭いきれませんが、3日前にレントゲン、血液検査をしました。

医師の話しでは、スケーリングを勧められ、鼻出血があるため鼻と口の間が溶けて穴が空いている可能性もあるのでその場合は縫い合わせる。鼻水が両方から出ているのでおそらく左右とも。歯は全て抜歯となるらしく、
その手術によって腫瘍の可能性も出てくればその時はCTをとる事になるとの事です。

しかし、16歳という年齢と
腎臓数値と肝臓は少しだけ良くないということ(SDMA18)現在は腎臓療養食を続行中。
喉が呼吸の際に縮まり咳が出やすいので拡張剤も時々飲ませています。

麻酔によっての肝臓への負担はないが、腎不全など寿命を縮める場合もありそれはやってみないと分からないと言われました。

とても迷っていて決断出来ずにここに相談に来ました。

成功すればそれに越したことはないですが、全抜歯に左右を縫い合わせると時間のかかる手術だと思うので、全身麻酔のリスクはとことん調べましたが、16歳という年齢的な事を考えると決断がなかなかできません。

仮に麻酔に耐えられてもその数日後に後遺症が出る場合もあると聞いたので、、知り合いで術後元気が無く復帰出来ずに亡くなった子もいるので不安です。
現在も歩くのはフラフラしているのと食は細くなってきています。
術後に何も食べなくなる事もあるかもしれないと怖さもあります。

もし、手術をしないとしたら対応療法で抗生剤、止血剤をずっと飲み続けていく事になると思いますが一時的に良くなることはあってもすぐ再発はするのかもしれません。
ちなみに歯は全く触らせてくれません。

果たして、愛犬にはどちらの選択が幸せなのか、、
16歳での長時間の全身麻酔のリスクはどうでしょうか?
それとも処置をせずに歯周病、副鼻腔炎が進行していく方が辛い結果になるのでしょうか?
これは命の危険は最も伴うものなのでしょうか?

あとひとつ、
歯周病に効く薬でクリンダマイシン製剤の投与が多少の症状を軽減するとの事もありましたが、こちらは有効でしょうか?
よろしくお願い致します。

日時2020-02-26 11:54:37

専門の獣医師からの回答

おっしゃるとおり、歯周病により上顎の骨が溶けて口と鼻がつながっている状態で「口腔鼻腔瘻」という疾患が疑われます。16歳という年齢だけで麻酔での治療が可能か不可能かを言うことはできません。麻酔をかけて問題ないかの血液検査や胸のX線検査などでこのことを判断します。これを放置しても通常、生命に影響することはありません。しかし、可能性であれば麻酔下で抜歯して口腔と鼻腔を隔てる手術をすると不快感がなくなり、快適にすごせます。しかし、麻酔下での手術に大きなリスクがあれば、ときどき抗生物質を投与して症状の緩和をはかるだけでもよろしいかもしれません。手術で危険がともなうか否かは、事前の緒検査の結果と臨床症状の程度、食欲・元気の状態によります。また。手術を行う先生がこの手術を多く行っていて口腔の手術の慣れている先生かどうか大きく関係してきます。以上を判断して手術の有無を決定していきます。

日時2020-02-28 11:00:52

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