イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

ぺちかぐ(質問主)


猫アイコン 猫 12歳 メス アメリカンショートヘア

体重:5.0kg

飼育歴:11年4ヶ月

居住地:秋田県秋田市

飼育環境:室内

先日ご相談させて頂いたアメショ(3月で12歳)の事で新たにご相談させて下さい。

CTを撮って頂き、リンパ腫と心臓上(背側)に大きな血管を巻き込み気管と食道の周りを囲むように腫瘍があり、胸水が背側に貯まっていたので左65cc右から15cc抜いて頂きました。(何cc貯まると相当キツいという目安などありませんか?)

また、リンパ腫と腫瘍は、もしかしたら繋がっているかもしれないが、画像では確定しずらいとの事でした。
リンパ腫と胸水から組織を取り、病理検査へ出して頂き、まだ結果は出ていませんが、ざっと顕微鏡で確認して頂いたところ、胸水には炎症性のものがかなり多く、その中にリンパ腫らしきものもあったそうで、悪性度が高いものかもしれないとの予想でした。
FF検査は陰性でした。

うちの子は手術リスクが大きいので、行わず、余命1ヶ月あるかないか、とのことで、ステロイドと抗生物質による緩和ケアに徹する事にしました。(病理検査の結果で、有意義な抗がん剤等の治療法があると分かれば本人の体調次第でトライするかもしれませんが、今のところは緩和ケアに全力を注ぐつもりです)

私は、この子のQOLが著しく損なわれる前に、尊厳死(安楽死)する事で、本人が無駄に苦しみに耐えながら何日も楽しみも無いまま死を待つことは絶対にしたくないと考えています。

猫は苦しみを分かりやすく表に出してくれないので、QOLの評価について外国のドクターが作った7つの目安(HHHHHMM)も読み、毎日チェックし始めましたが、今まで動物を看取った経験がなく、うちの子の状況を判断するための何らかのチェックポイントがあるならどんな些細なことでも知りたいです。

また、今後の症状の予測として、
①食道が完全に塞がり食べられなくなる
②胸水を抜いても抜いてもすぐ溜まって呼吸困難
③心臓の大きな血管に突発的な何かが起こり急死
との事でしたが、③の突発的な死については致し方ないと思っていますが、①②に関しては、人間で考えても相当に苦しく、ステロイドと抗生物質の投与だけでの治療とのことで、痛み止めも無意味なので、他の症状のパターンより早い段階でお別れの決断をしようと考えています。

人間で言う所の、こんなに苦しいならもう死にたいと思うレベル(苦しみが続きすぎて、死にたいとすら考えられないほど意識朦朧としてしまうタイミングでは遅すぎると考えています)を見定めるには、私はうちの子の何をどうチェックすればいいのか、どんなことでもいいので教えてください。

三日前のCTの際、酸素飽和度が麻酔前92、CT中は88まで下がってしまったが、胸水を抜くことで96以上に回復したとの事でした。
しかし、三日後の今日、鼻を8回ほどひくつかせて頭を少しだけ揺らしながらお腹を使って努力呼吸する時があります。(今まではそれほど鼻をひくつかせることが無かったのに、時々するようになって来ました)
CT結果を見ると、左肺は活動範囲がかなり狭くなっており、もうこれは胸水を抜いても多少なりとも改善の見込みが無いということなのでしょうか?また、酸素飽和度の数値は、いくつ以下になったら耐えられないほどの苦しみなのでしょうか?

胸水を抜く行為が、猫にとって相当激痛だと伺いましたが、なるべく激痛を感じず、少ないストレスで行う方法は無いものなのでしょうか?

食事が出来なくなってしまったら、飢えを感じる以外、どれくらいの日数で体にどんな不調が起きますか?食べられなくなってひもじい思いをする以外に、体が激痛に苛まれる何かの病気を発症するようなら、その前に、とも考えています。

ここに書いた以外でも、猫にとって苦しむ時間がなるべく少ない安楽死のタイミングを見定めるために有益な情報、また、緩和ケアとして他に何か内科的薬やサプリ等、ありましたら、教えてください。

うちの子性格上、大幅に回復する訳でもないのに何度も頻繁に入院したり、強制的に酸素室に閉じ込められて生活する(自由意志で自宅にある部屋に入る分には問題ありません)のは、生きている価値が無いものと判断しています。

緩和ケアのお薬ですが、やはり経口摂取させることが極めて厳しいため、ステロイド(プレドニゾロン)と抗生物質の混合注射(2ml)を毎日1回打ち始めていますが、この容量で一日1回というのは、初期の投与量(最初にガツンと効かせて緩やかに減薬するとすれば)として少ないような気がしたのですが(素人の浅い知識での考えなので、全くもっておかしな意見でしたら申し訳ありません)いかがでしょうか?
主治医の先生にステロイド薬についてうかがったところ、「1ヶ月連続投与していたらそのうちにいずれそのステロイドは効かなくなるし、そもそも現段階での余命を考えたら、躊躇する必要はありません。」とのことでした(躊躇している訳ではなく、足りないのではないかと思って質問したのですが、私の説明が足りなかったようです)が、ステロイドの作用時間をうかがったところ、「6時間がピークでそこから緩やかに減る」とのお話でしたので、1回の注射で12時間の効果なのかな?と理解したので、一日1本では足りないのではないかなどと考えた次第です。(見当違いな質問をしてしまっていたら申し訳ありません)

長くなってしまい申し訳ありません。何卒よろしくお願い致します。

日時2020-01-15 12:12:55

専門の獣医師からの回答

ご投稿頂いた文面を見させて頂きました。
診断がリンパ腫とリンパ腫以外の腫瘍とのことですが、文面からはまだリンパ腫と胸腺腫の鑑別もなされていない(リンパ腫も確定ではない)と思いますので、病理の結果を待たれた方が良いと思います。
胸水に関しましては、その原因が腫瘍に起因している場合、有効な原因治療(リンパ腫なら抗癌剤投与(ステロイドと抗生物質の投与だけでは、有効性は乏しいと思います)、胸腺腫なら外科的切除あるいは放射線療法)が行われない限り、胸水除去の効果は一時的でしかありません。胸水の抜去は、通常穿刺部位を局所麻酔してから行うため、穿刺による激痛はないと思います。ただ、吸引作業の後半で胸水が少なくなってきた時に、針先が肺などに接触すると痛みが生じる可能性はあります。胸水は、原因治療により腫瘍が小さくなったことで、血液やリンパの流れが改善し、吸収されていきますので、原因治療が成功すれば消失する可能性も期待できると思います。
安楽死につきましては、飼い主様によってその考え方は様々ですし、安楽死を行う病院側の判断基準も様々だと思いますが、苦しみを長引かせることなく、穏やかな最期を迎えさせてあげたいという気持ちは、飼い主様も獣医師も共通しているのではないかと思います。今は、安楽死も辞さないというお覚悟をされているようですが、安楽死は、治療への反応を見守りつつ、飼い主様と獣医師の「両者」が、それが最も良い選択であると判断した場合にのみ行える処置だと思いますので、治療を継続しても効果が期待できなかった時点で、お気持ちに変化がなければ、獣医師に相談されれば良いと思います。
追加でご質問されていたステロイド剤(プレドニゾロン)ですが、抗炎症を目的とする場合の投与量は体重1kg当たり2mg、免疫抑制を目的とする場合の投与量は体重1kg当たり4mgで使用します(状態によって増減することがあります)。注射液の濃度は10mg/mlで、投与回数は1日1回です。抗生物質との混合注射2mlとのことですが、その中にプレドニゾロンがどれだけ含まれているかにつきましては、担当の獣医師にご確認ください。

日時2020-01-17 00:47:55

 
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