イヌ・ネコの健康医療相談

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Hannah(質問主)


犬アイコン 犬 12歳 オス ミニチュア・シュナウザ-

体重:9kg

飼育歴:12年11ヶ月

居住地:北海道札幌市北区

飼育環境:室内

9キロのオスのシュナウザーです。最近、水を多く飲むので気になり、調べたところ1日に900ml以上の水を飲んでいることがわかりました。 ただ、水を飲むのは決まって食後で、他の時間帯は基本的に見向きもしません。ごはんを食べたら300mlほどがぶ飲み、というのを朝昼晩行っている感じです。また、午前中よりも午後に多く飲みます。 先日、病院にて血液検査をして頂き、ALPが1083、GPTが97、コレステロールが423と異常値でした。これらを踏まえ、クッシング症候群の検査をしたのですが、そちらではどうやら異常値ではなかったようで、現在様子見の状態です。 そこで質問させて頂きたいのですが、この食後に限定された大量の飲水は「多飲」と見なすのでしょうか? また、何か原因として考えられるものがありましたら、教えて頂けると助かります。よろしくお願いいたします。

日時2019-12-16 21:26:21

専門の獣医師からの回答

一日に体重1㎏あたり100㏄近く、またはそれ以上の水を飲む場合は「多飲」とされています。クッシング症候群の検査を受けられて異常値ではなかった、とのこと。内分泌疾患の検査では、ボーダーライン近くの検査結果となって、明らかな異常値が得られないことがございます。臨床症状や他の検査データから副腎皮質機能亢進症が疑わしい場合は、再検査をすることもご検討下さい。通常は「ACTH刺激試験」や「低濃度デキサメサゾン抑制試験」および、朝一番尿の「尿中コルチゾール・クレアチニン比」、腹部超音波検査で副腎の形やサイズの確認、などを実施します。
ご愛犬の場合、食後にのみ多飲が見られる、とのことから「食餌誘発性副腎皮質機能亢進症」という病態(何を食べたか、など食餌内容には直接関連していません)の可能性があるかも知れません。この場合、
 両側の副腎のサイズが対称性に大きくなっていないか。
 血中のACTH濃度の測定(低下していることが多い)。
 食後の血中コルチゾール濃度の上昇。
 食後の尿中コルチゾール・クレアチニン比の上昇。
 下垂体は正常。
などを確認することが診断の参考になります。
「食餌誘発性副腎皮質機能亢進症」の可能性については、一度主治医にご相談してみられるのも良いのではないでしょうか。

「多飲」の原因はさまざまで、副腎皮質機能亢進症をはじめ、糖尿病や慢性腎機能不全、雌犬における子宮蓄膿症、心因性多飲症、および高カルシウム血症、などその他にもございます。

以上、ご参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください。

日時2019-12-22 18:08:31

Hannah(質問主)


こちらのサイトに不慣れで、ご回答いただいたことに気づくのが遅れてしまいました。大変失礼致しました。

丁寧なご回答ありがとうございます。食事性のものに関して、日本語の文献が非常に少ないようですので、経験豊富な大学の先生に聞いてみることに致します。

この度は丁寧なご回答をいただき、本当にありがとうございました。どうぞよいお年をお過ごし下さい。

日時2019-12-31 23:00:22

 
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