イヌ・ネコの健康医療相談

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チーコロ助(質問主)


犬アイコン 犬 10歳 オス チワワ

体重:3.2kg

飼育歴:10年3ヶ月

居住地:大分県由布市

飼育環境:室内

血尿があり病院へ。
その時のエコーにて脾臓に1センチの腫瘍が見つかりました。
(血尿は尿石症との事で食事で今はよくなっています)
前立腺も少し肥大気味との事でした。
年齢も10歳ですのでこのまま見守るか手術するべきかで家族で意見が割れています。
そこで知りたいのが(個人差等あるのは承知です)
脾臓の腫瘍はどのくらいのペースで大きくなるのか。
1ヶ月後に1センチのものが10センチに!なんて可能性もあるのか?
何センチ以上になると取った方がいいのか?

手術のリスクなどがあれば教えて頂けると参考になります。

日時2019-12-12 12:32:11

専門の獣医師からの回答

超音波検査で脾臓に小さな腫瘤が見つかった場合、形態だけで腫瘍性病変(血管肉腫、リンパ腫、組織球性肉腫など)か非腫瘍性病変(血種や結節性過形成など)かを区別することは難しいと思われます。細胞診を実施することにより、診断が確定できる場合(リンパ腫など)もありますが、出血の危険性を伴う場合、細胞診は禁忌とされているため、診断の確定には摘出した脾臓の病理組織学的検査が必要となります。
超音波検査で脾臓に1cmの腫瘤が偶然見つかり、転移病巣(別の臓器に腫瘍があった場合、脾臓の腫瘤が転移である可能性があります)が除外された場合は、通常は腫瘤の大きさをモニターします。定期的に腫瘤の大きさを測定し、大きくなる傾向が認められれば、手術による早期の摘出を検討します。大きくなる傾向がなければ、モニターを継続します。腫瘤が見つかった時点で、診断が未確定のまま将来を予測することは出来ませんので、腫瘤の形態的変化を時間的な経過とともに客観的に評価していくことになります。大きさをモニターすることに不安(悪性腫瘍であった場合に、モニターしている間に転移しないかなど)があるようでしたら、モニターする頻度を増やすか、麻酔のリスク、転移の有無を慎重に評価した後に、手術を検討することも選択肢の一つかもしれません。手術は脾臓の全摘出が一般的です(脾臓は全摘出が可能な臓器であり、部分摘出は難易度が高いため、通常は全摘出が行われます)。脾臓の腫瘤が破裂して腹腔内出血をおこす可能性がある場合は、緊急性がありますが、何cmになれば手術を行った方が良いというような基準はない思われます。
担当の獣医師と治療の方向性について良くご相談ください。

日時2019-12-18 13:29:48

 
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