イヌ・ネコの健康医療相談

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yama(質問主)


犬アイコン 犬 13歳 メス ヨークシャテリア

体重:2.9kg

飼育歴:13年1ヶ月

居住地:神奈川県横浜市西区

飼育環境:室内

13歳の愛犬が歯周病で、レントゲン等の結果、前歯以外のほとんどの歯を抜いたほうが良いと診察されました。
飼い主としてもそのほうが愛犬の健康と長生きのためと納得していましたが、抜歯手術の事前の血液検査の時に、腎臓の数値(CRE1.8、BUN86、SDMA23)に問題があることが分かりました。ただ、腎臓のレントゲンの結果は問題ないとのことでした。

その後1ヶ月ほど腎臓病の療法食(ドッグフード)に切り替えてから再度血液検査しましたが、やはり腎臓の数値(CRE2.75、BUN53.9、SDMAはまだ検査中)には問題があるとのことでした。

かかりつけの獣医師の先生のご意見としては、腎臓病の犬の場合、全身麻酔のリスクが高いため、抜歯の手術はお勧めできないと言われています。
しかし、飼い主としては、実際にかなり進行してしまっている歯周病をそのままにするのはどうなのか?という疑問があります。
13歳ということで高齢なのは分かっていますが、飼い主としてはまだまだ長生きしてもらいたいので、将来的なことを考えると抜歯もやっておくべきなのでは?ということで迷っています。

インターネットで調べたところ、犬の全身麻酔には注射麻酔と吸引麻酔(ガス麻酔)があるようですが、これはどちらにしても腎臓には大きな負担となってしまうのでしょうか?
腎臓に負担をかけない方法で何とか歯周病の治療ができないものか等、ご意見・アドバイスいただければ幸いです。

日時2019-12-09 14:15:55

専門の獣医師からの回答

13歳齢のヨークシャテリアで、確かに腎機能を示す値は高いですね。歯周病の治療のほとんどは外科治療となりますので、歯が残っている重度の歯周病の場合、多くの歯を抜歯せざるを得ない状態となります。通常、単に抜歯するのみで終わらすことは難しく、抜歯後の抜歯窩という骨のくぼみの中にある炎症を起こした肉芽組織を除去して歯肉を縫合します。したがって、時間がかかる治療になります。注射麻酔にしろガス麻酔にしろ、腎臓に対して全く負担のない麻酔というのはありませんが、あくまでも腎臓機能の程度の問題と思います。BUN,Creの値から中程度の腎臓の機能の低下がありますので絶対安全というわけではありませんが、行うことは可能な範囲と思われます。腎臓に対する内科治療でどの程度まで腎臓の値が下げられるかにかかっています。まずは、療法食を投与されていますが、そのほかの腎臓の治療をはじめられたらいかがでしょうか?

日時2019-12-15 00:34:13

yama(質問主)


お忙しいところご回答いただきありがとうございます。
抜歯手術を行うのは可能な範囲の数値ということで大変勇気付けられております。

前回書き込ませていただいた際、二回目の血液検査でSDMAはまだ検査中としておりましたが、その結果が出て29となっており、数値は一回目の検査よりも悪くなってしまっておりました。

「そのほかの腎臓の治療」とのことですが、具体的にはどのような治療があるのでしょうか?
もちろんその際にはかかりつけの獣医師さんに相談いたしますが、事前の予備知識としてお聞かせ願えれば幸いです。

日時2019-12-16 15:38:30

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