相談・獣医師回答・コメント
PIANA(質問主)
犬 8歳 メス シベリアン・ハスキー
体重:27kg
飼育歴:7年5ヶ月
居住地:静岡県静岡市清水区
飼育環境:屋外
愛犬ルナは現在7歳で、11月に8歳になります。まだ元気なのですが、毎年接種が義務付けられている、狂犬病ワクチンの副作用のショックで健康を害したり、重篤な後遺症が出たらと不安です。アメリカの発表では死亡例も多いことから、3年に1回と決められている事を知りました。
https://sippo.asahi.com/article/11709569
日本でも病気などの犬には、動物病院で猶予証明書が発行されるそうですが、ルナは今のところ健康なので猶予証明書は発行されないのでしょうか?シニアではあるけど体力が衰えているわけではないのですが、免疫力は何とも言えません。最近毎日ドロドロの目やにが出るので、2~3回は拭いているのですが、何かウイルス性の感染症にかかっているのかもしれません。
アドバイスをいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
2019-09-30 02:33:41
専門の獣医師からの回答
まず狂犬病ワクチンに関しては、狂犬病予防法のなかで1年に一度の飼い主の接種が義務付けられています。犬に狂犬病ワクチン接種を行う目的は人への狂犬病の感染防止です。人の健康を守るための法律です。
狂犬病ワクチン接種見合わせ証に関し、誤解をしている人も多いのですが、今は犬の状態が悪いのでワクチン接種を見合わせますというだけで、接種しなくてもいいと言っているわけではありません。法律上、あくまでも狂犬病予防接種義務が飼い主にありまして、獣医師にそれを免除する権限はありません。
ですから、狂犬病ワクチンの見合わせ証は、今は接種を猶予したほうがいいでしょうが、年度内には必ず接種してくださいという意味です。見合わせ証の文章も、そのような書き方になっていると思います。
混合ワクチンに関しては、コアワクチンとノンコアワクチンがありますが、コアの病気だけが怖いわけではありません。ノンコアの病気でも致死的であることもありますし、ノンコアの中には人に感染をした事例もあります。ワクチンの抗体価もワクチンに入っているすべてのウイルスの抗体価を測定できるわけではないので、それが注意点です。すぐに院内で検査できるのは3種類のワクチンだけ。10種ワクチンもある時代です。どろどろの目やには、結膜炎や何らかの感染などで生じます。
ワクチン接種のことも含めて、ご担当の先生にご相談ください。
2019-10-04 09:35:01
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