イヌ・ネコの健康医療相談

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きっかー(質問主)


犬アイコン 犬 9歳 メス 雑種

体重:6kg

飼育歴:9年8ヶ月

居住地:徳島県阿南市

飼育環境:室内

シロが手術を受けるだけの意義があるのか知りたいです。手術をしても生活の質悪くなり、シロにとって幸せとはとても言えないなら、手術は受けたくありません。

シロは急に下痢をするようになり、それが止まらなくなりました。なので医師の診察を受けたところ。リンパ腫の疑いがあると言われました。一生ステロイドを呑んでもらい、やがてステロイドが効かなくなり衰弱するだろうとのことでした。ステロイドは10日ほどは効いているときもあったのですが、それいこう下痢がやはり止まらず、より悪化しました。体重も大幅に低下(元々10kg近くが6kgぐらいに)しました。医師に相談したところ、どうしようもないとのことでした。ただ、より精密機器が揃った病院ならば、シロの病気を内視鏡で確定できるとのことなので、あまり期待はできないが内視鏡検査を受けてみるか? と言われたので、招待状をもらい隣の県にある大きな動物病院で内視鏡をすることになりました。
しかし、内視鏡をする前の別の検査で子宮蓄膿症があらたに見つかり緊急手術を受けました、手術は無事成功しましたが、その結果より衰弱することになりました。貧血気味だったので、輸血することになりましたが、それについても無事アレルギーの出ることなく輸血することができました。その後、CTを取らせて欲しいと言われたのでCTを取ったところ、胃と腸の間に謎の突起物があるとのことでした。その突起物がおそらく原因で胃から腸に内容物流れなくなり、胃がパンパンになり、シロはしんどい状態になっているとのことでした、また腸も破れているとのことです。医師の見立てでは、謎の突起物はおそらく腸が敗れたものが癒着したもので、腸はステロイド治療が原因で破れたものとのことです。そしてステロイドで普通腸は破れないのでリンパ腫も影響している可能性が高いとのこと。なので腸の修復と、リンパ腫を確定するために、手術をしようと強く医師に勧められました。ただし、衰弱具合からして非常に危険な手術とのことです。また胃の内容物をなんらかの方法で排出する作業をしたらしく、内容物を輩出した日は、弱っているなりに元気になっていました。
家族とも相談した結果、これ以上の手術は可哀そうなのでやりたくないという話になり。そのことを医師に伝え、シロを連れて帰ろうとしたところ、医師から上記にある突起物や腸の破れ等に関する説明を受け、すぐ手術するか、いったん帰宅して数日後に手術するかの2択だと言われました。家族としては非常に命の危険がある手術なのにも関わらず、強く手術を勧めてくる医師に不信感も感じています。もし、手術して、再び高い生活の質を取り戻せるなら手術させたくはありますが。手術して、より生活の質が落ちるようなことは避けたいです。生活の質が落とすくらいなら、手術せずに残りの人生を暖かくみんなで見守ってやりたいです。手術をするかしないか大変難しい問題で迷っています。どうかアドバイスをお願いします。

日時2019-09-20 16:30:38

専門の獣医師からの回答

ご投稿頂いた文面を見させて頂いた限りでは、獣医師はリスクを伴うものの手術をしなければ救命が難しい状況にあると判断しているのだと思います。そして、経過をみることにより、状態がさらに悪化する可能性があるため、早期の手術を勧めているのだと思います。
獣医師側の命を救うことを最優先に考えて治療を進めたいという気持ちと、飼い主様の今までの経緯からこれ以上苦痛を伴う治療はさせたくないというお気持ちとの間に隔たりが生じている場合、それを解決できるのはお互いによく話し合うことしかないように思われます。現在の獣医療では、インフォームドコンセント(充分な情報交換をした上での合意)が重要視されています。獣医師側から病態の説明があったとは思いますが、飼い主様が理解しづらい内容であった場合は、理解できるまで積極的に質問し、不安なことがあった場合は何が不安なのか(例えば、お気にされている術後の生活の質については、リンパ腫であった場合となかった場合で大きくことなると思われますので、それぞれのケースでの説明を求められれば良いと思います)についてもしっかりと伝えてください。治療は獣医師と飼い主様との協力と信頼で成り立つものだと思いますので、迷って時間を費やすより、迷っていることを担当の獣医師に素直に伝えられる方が良いと思われます。

日時2019-09-25 16:53:53

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