イヌ・ネコの健康医療相談

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たおた(質問主)


猫アイコン 猫 10歳 オス オシキャット

体重:4kg

飼育歴:9年8ヶ月

居住地:茨城県北相馬郡利根町

飼育環境:室内

愛猫が後ろ足の肉球を執拗に舐めていたので見てみたら
傷が出来ており、舐め壊しをしてしまいます。

病院に行った際には抗生物質(ゲンタマイシン)をいただき、
包帯は蒸れて悪化してしまう可能性があるためせず、
カラーもしませんでした。(舐めても問題ないとのこと)

上記のように言われましたし、調べても塗った後数分気をつければ
舐めても大丈夫と書かれていたので、その時だけ気をつけていたのですが、
傷口や軟膏が気になるみたいでせっかく傷や赤みが少し落ち着いたと
思っても舐めたり噛んだりして再度出血してしまいしばらく治りそうにありません…

その後クリアファイルの手作りのカラーを装着していますが、
柔らかい素材なので舐める頻度は減りましたが後ろ足なので
時には器用に舐めてしまいます…

出血してしまうくらい舐めてしまう場合、どういった対処を
すればいいでしょうか?
また、後ろ足の舐め防止に適しているカラーの種類などはありますか?
(後ろ足に届かなければドーナツ型がいいかなとは思っています)
視界が遮られるようなものは苦手なようです。
アドバイスいただけたら幸いです。

よろしくお願いいたします。

日時2019-09-01 09:42:31

専門の獣医師からの回答

後ろ足の足先は口が届き易いので、舐めないようにするのは確かに大変です。
手作りの「エリザベスカラー」を装着しておられるとのこと。クリアファイルですと少し柔らかすぎるようですね。
「エリザベスカラー」はサイズ、硬さ、装着時の開き具合などによって口が届く範囲が違ってきます。
先ずは、少し大きめで柔らかすぎないエリザベスカラーを装着してみて、大きすぎるようであれば外側から少しずつ切ってサイズを調節してみられると良いでしょう。
緩く装着すると胸のほうにずり下がってゆきますので、適度な「きつさ」で装着して下さい。外側から切り取ってゆく際に、固定用のボタンなどが無くなる場合は、ボタンの代わりにガムテープなどで止められると良いでしょう。
また、カラーの開き具合(開いた傘のように広げるか、すぼめた傘のように絞るか)も調節してみて下さい。
エリザベスカラーをこのように調節される場合は、動物病院で直接猫に装着してサイズを確認(少し大きめの)して購入されると良いでしょう。
ただ、残念ながらエリザベスカラー単独では限界がありますので、ドーナツ型を併用したり、「ネックカラー」を併用する方法もございます。
「ネックカラー」は、幅の広い首輪をエリザベスカラーの後ろ(尾側)に追加で装着することによって、首の可動域を制限し、エリザベスカラーが後ろにずり下がるのを防ぐものです。 もちろん十分に幅の広いネックカラーを単独で試してみることも可能です。
ご家庭ですと、ダンボールや厚紙を適当な幅に切り、首周りの長さに合わせ、表面を布やテープで覆って装着します。この際、ネックカラーの「幅」と装着の「きつさ」がポイントです。
このようなエリザベスカラーとネックカラーの併用でも舐めてしまう場合は、足先を「自着性の包帯」で覆ってみると良いでしょう。自着性の包帯も動物病院で購入できると思います。
大変ですが色々と工夫してみて下さい。
室内飼育の猫ですので、肉球の傷があまりにも治り難かったり、指や患部が腫れてくる様であれば、腫瘍などの可能性が無いか注意してあげて下さい。
ご参考になれば幸いです。

日時2019-09-04 17:47:07

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