イヌ・ネコの健康医療相談

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aroma(質問主)


猫アイコン 猫 11歳 メス メインク―ン

体重:6kg

飼育歴:10年10ヶ月

居住地:神奈川県海老名市

飼育環境:室内

7月上旬に胸の回りにイボみたいのが2つ出来、日に日に大きく成ってる様で、病院へ連れて行き、7/26に手術。
8/5抜糸の時に病理検査の結果…乳ガン余命半年と宣告

現在、抗がん剤(パラディア)1日置き1錠・免疫サプリ(アウレオEF)1日1本服用。
抗がん剤の副作用無しで続けてます。

手術前も後も、変わらず元気で食欲も有り信じられなく。
他に、何かいい治療法など有れば、少しでも元気に苦しまず、長生きして欲しいので…何でも教えて頂きたいです。

後、抗がん剤の人への影響や扱い方、もう一匹猫が居るので、トイレも餌も一緒なので、大丈夫なのか…排出物による…抗がん剤の影響など、教えて下さい。

日時2019-08-26 15:33:24

専門の獣医師からの回答

最初に猫の乳癌の術後治療について一般的なお話をさせて頂きます。病理組織学的検査の結果が、完全切除、脈管浸潤なし、リンパ節転移なしという結果でしたら、特に積極的な治療は実施せず経過観察で良いと思われます。病理組織学的検査は、乳癌の隅から隅までを調べている訳ではなく、代表的な断面で評価するため、見ていない箇所で脈管浸潤が生じている可能性を否定できませんので、経過観察は必要です。不完全切除、脈管浸潤あり、リンパ節転移ありという結果でしたら、局所再発や転移のリスクが高くなりますので、積極的な補助療法(抗癌剤治療など)を検討します。乳癌の術後化学療法として、カルボプラチン、ドキソルビシン、ミトキサントロンなど抗癌剤が使用されていますが、何れもその効果は様々で、実証されているものではありませんので、その使用に関しては、獣医師と飼い主様でよく相談して決める必要があります。
近年、分子標的薬(抗癌剤ではありません。抗癌剤は癌細胞に直接作用する薬。分子標的薬は癌細胞に直接作用する薬ではなく、癌細胞が増殖するのに必要な血管の新生などを抑制する薬)のトセラニブ(パラディア)が肺転移をした乳癌の増殖を抑制したという報告があり、その効果が期待されています。現時点でトセラニブは、乳癌が肺転移を起こした場合が適応と考えられていますが、未知の部分も多く、その使用に関しては、獣医師の判断(責任)に委ねられている部分もあると思われます。トセラニブ(パラディア)は、投与された個体の排泄物(糞便、尿、吐物)に薬剤の有効成分が排泄される可能性があるため、それらの扱いには注意(排泄物の取り扱いは必ず防護手袋をつけて行うことと薬剤の添付資料に記載されています)が必要です。もう1匹猫がいるようでしたら、可能ならトイレを別々にした方が良いと思われます。

日時2019-09-01 18:44:43

 
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