イヌ・ネコの健康医療相談

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コスモス(質問主)


犬アイコン 犬 8歳 オス シ-ズ-

体重:6.5kg

飼育歴:7年4ヶ月

居住地:千葉県流山市

飼育環境:室内

僧帽弁閉鎖不全症、ステージB-2と診断され2ヶ月前からアピナックを1日1錠飲ませてます。
症状は、咳が出てますが日毎に回数が増えてる気がします。この薬は急には効かないとのことですが、ネットで調べましたらベドミディンが良いのではと思うようになりました。
普段の様子は、咳以外はなく元気にしてます。
ベドミディンはどのような症状になったら使うものでしょうか?

日時2019-07-24 08:50:27

専門の獣医師からの回答

僧帽弁閉鎖不全症と診断されアピナックを飲んでいるとのことですね。

最近の循環器認定医の間ではステージB2でベトメディンを使用する人たちが多いです。
以前はアピナックを含むACE阻害薬が初期段階で使用されていましたが、昨年EPIC studyという論文が発表され、ステージB2でベトメディンを投与した方が予後が良いことが報告されたことが大きな理由です。
ACE阻害薬に関しては多くの論文がありますが、現在ではステージB2においてはあまり有用性がないという方向になっています。あくまでも論文上のデータですしデータの蓄積もまだまだですので、循環器認定医でも従来通りの方法で治療されている方もおられます。
ただ、EPIC studyは世界的に権威のある循環器の専門家が実施した試験ですので信頼性はかなり高いです。
ただ、ステージB2は軽度の心拡大から重度の心拡大まで含まれますので、軽度の心拡大の場合はベトメディンを使用しないこともあります。よって質問者さんのワンちゃんの心拡大が軽度のため使用しなかった可能性も考えられます。また、アピナックには咳を抑える効果も報告されており、その効果を狙って処方されたのかもしれません。
医学の世界は今日まで良いとされた治療法が明日には変わる可能性があります。
先生とよく相談し今後の治療を決めてください。

日時2019-07-27 18:34:17

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