イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

しまぷー(質問主)


猫アイコン 猫 15歳 メス 雑種

体重:2.8kg

飼育歴:12年0ヶ月

居住地:福岡県福岡市南区

飼育環境:室内

よろしくお願い致します。
5〜6年前に亢進症と診断され、ydの療養食のみで対応してきました。昨年の4月に突然食欲がなくなり、3日目にぐったり冷たくなっていたので、すぐ病院に行ったところ、食べなかった原因で?肝リピドーシスと診断されました。点滴入院をして回復し、その後はydと肝臓の薬2種を飲み続けていました。その後もたまに食欲不振になり、点滴を受ける事があります。今年の4月、ydの缶詰を与えた後に嘔吐が止まらず夜間病院に行ったところ、腎臓等に異常はなく胃腸炎と診断されました。その後に、通院している病院で再診を受けたところ、ホルモンの飲み薬を追加し、食事をmdにかえて様子を見ましょうと言われました。調子は良いのですが、最近10日ほど便秘がひどく、マッサージしても小粒しか出ません。エコー等の診断を受けたく、少し思うところもあって、違う病院に相談に行きました。とりあえず、便秘を治すことを目的として、今の薬に加えて便を出やすくする飲み薬、食事はidを出されました。エコーは専門医が不在でしたので、受けておりませんが、院長先生から、なぜmdを食べさせているのか、わからない、、と言われました。これは、どう受け取れば良いのでしょうか。お薬を主として治療するなら、食事はid等の方が合っているのでしょうか? 高齢だし、便秘も気になります。院長は、そもそもの病気が正しいのかどうか、とも言われました。どう判断すれば良いでしょうか。
長くなりましたが、どうぞアドバイスをお願い致します。

日時2019-07-03 22:23:08

専門の獣医師からの回答

 甲状腺機能亢進症の猫ちゃんの治療について、複数の動物病院で異なる意見を聞いて混乱されているという趣旨のご質問かと思われます。ご提示頂いた情報でどちらの意見や方針が正しいのかを判断することは出来ません。「後医は名医」という言葉もあり、後から診察を受けた獣医師の方がこれまでの治療経過を含めた情報の中で判断出来ますので飼い主様にとって説得力の高い説明が出来ることが多いものです。ご質問の内容はm/dが食餌管理として適切かどうか、ホルモン異常としか記載されていませんが文脈から甲状腺機能亢進症と診断されているものと推測しますがその診断が正しいのかどうかということかと思います。
 まず、診断についてですが体重減少や多飲多尿、肝臓の数値の上昇など様々な症状によって疑いますが、甲状腺ホルモン値が最終的な根拠となります。甲状腺ホルモンの検査は実施したのでしょうか。また、y/dによる食餌管理、あるいは投薬による内科治療のいずれにおいても定期的な甲状腺ホルモン値のモニターが必要かと思います。これらの検査データがあれば、診断に関しては問題ないかと思われます。これらの検査データが欠落している場合は、投薬をしばらく止めた上での検査が必要になるかもしれません。
 食餌管理に関して、m/dは糖尿病用の療法食ですが繊維分が豊富なため、あるタイプの便秘には有効かもしれませんので、最初の動物病院ではそういった意図で処方したのかもしれません。便秘の食餌療法の戦略としては食物繊維を多く含んだものを与える考え方の他に消化率を高くして糞便を小さくする考え方もあります。i/dなどのフードは糞便を小さくすることが期待できます。そういった意味では結局のところは与えてみて猫に合っているものを続けるのがいいのではないでしょうか。猫ちゃんの病状が落ち着くことをお祈りしております。

日時2019-07-07 23:16:05

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