イヌ・ネコの健康医療相談

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nakaji(質問主)


猫アイコン 猫 8歳 オス メインク―ン

体重:8.0kg

飼育歴:8年1ヶ月

居住地:愛媛県宇和島市

飼育環境:室内

2019年4月23日、吐き気と食欲不振で受診し、血液検査の結果、BUN 63.6CRE 3.6で、慢性腎不全との診断を受けました。
それからほぼ毎日300㏄弱の輸液を受け、4月27日の数値は、BUN 30.6 CRE 2.2と若干改善し、吐き気は止まり、食欲もやや改善してきました。

初めの10日間はほぼ毎日、その後中二日、現在(5/21~)は週に2回、量は毎回300㏄~340㏄ほど、通院により輸液を受けています。
5月24日の検査ではBUN 45.7CRE2.4と若干悪化してしまいました。
見た目の状態は発病前ほどの活発さはありませんが、吐き気やだるさは収まっているように見えます。
血中リン濃度、血圧等は測定していません。

低タンパク食への切り替えを指導されていますが、特にサンプルフードの提示は無かったため、これまで与えてきたフードと同じメーカー(ロイヤルカナン)の腎臓病療法食を取り寄せて切り替えを試みていますが、発病以来軟便~下痢の症状があり、思うようにフードの切り替えが進んでいません。

下痢に対しては、下痢止めと抗真菌薬(便中に酵母が多いとのこと)の処方を受けています。

尿蛋白は下りていない(詳しい数値は聞いていません)とのことで、セミントラの使用は見合わせとなりました。

ラプロスについて聞いてみましたが、「もともと人間用の薬で猫に対してはまだ安全かどうかわからない。自分の病院の患者で実験的なことはしたくない」と使用には否定的な見解でした。

リン等の除去剤(サプリ)の使用も検討してみたいのですが、特に提案はなく、今後も週2回の輸液で治療していく方針のようです。
仮にセミントラを使った場合でも週2回の輸液は継続する方針のようでした。

体重が8.0kg(ピーク時は9kg近くありました)とのことで、ラプロスの適応ではないのかもしれませんが、できればラプロスの腎臓保護効果に期待したいのと、腸内のリンや老廃物を除去することにより、軟便が解消するのでは、と考えていますが、その点はいかがでしょうか?

また、週2回の通院(輸液)が本人、飼い主共々やや負担です。ラプロスやサプリの使用により、通院回数を減らしたい(週1回程度)との思いもあるのですが、可能でしょうか?

輸液中心の治療に少々疑問と不安を抱いており、できれば主治医にその旨相談したいのですが、素人判断ではないかと危惧しております。

日時2019-06-05 16:00:26

専門の獣医師からの回答

 画像診断の情報がないので慢性腎不全の原因がはっきりしませんが、皮下補液の継続(一度に大量に入れるより、朝夕少量ずつ入れたほうがいいので、できれば家庭で朝夕少量ずつ自分で行ってもらうことを推奨します)と腎不全用の食事への完全切り替えが基本になると思います。腎不全用の食事はかなりの種類あるので、お宅の猫ちゃんに合うものを見つけてあげてください。100%ウェットタイプのものに変えれれば皮下補液の量を減らせるかもしれません。
 腎不全用の食事への完全切り替えができても、まだ血清りん濃度が4.5mg/dl以上であればリン吸着剤の適応となります。
 尿蛋白(UPC)が正常であればセミントラの投与は必要ありません。
 ラプロスに関しては、作用機序については不明ですが、CRE1.6から5.0までのCKD猫に投与した結果、投与しないものより6カ月後のCREの上昇が抑制されることが証明されたお薬です。よって上記の治療をきっちり行ったうえで、まだ余裕があれば投与を考慮してもいいかもしれません。

日時2019-06-08 13:09:06

猫の皮膚病は飼い主が気づくことが多い病気です。よくある事例や飼い主が気づけるポイントを、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が動画で解説します。

 
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