イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

coco(質問主)


犬アイコン 犬 11歳 メス フレンチブルドック

体重:12kg

飼育歴:10年5ヶ月

居住地:千葉県八街市

飼育環境:室内

10歳のフレブル、女の子、避妊手術しています。

この1ヶ月ほど、元気がなく寝てばかりいます。起きてもぼーっとしていることが多く、今までのように散歩に行きたがりません。

食事はなんとか食べていますが、便の量が昨年の夏あたりから減っているように感じていました。


先日かかりつけの動物病院で血液検査と尿検査、レントゲン検査を行い異常なしでした。

甲状腺機能低下症では?ということでT4の検査を行いましたが検査値は1.88で基準値内でした。

どこかを痛がる様子はありません。
ただ前よりも寒がり震えていることが多いです。


エコー検査の予約は取りました。

このような状態では、どの様な病気が考えられるのでしょうか。

よろしくお願いします。



日時2019-02-03 14:35:23

専門の獣医師からの回答

原因が解らずご心配なことと拝察致します。
血液検査、尿検査、レントゲン検査、甲状腺ホルモン値に異常が見られなかったとのこと。ボーッとして、意識レベルが低下しているとすると、フレンチブルドックという犬種と、11歳という年齢から、脳疾患が気になります。
脳疾患にも、脳炎(何らかの原因で脳に炎症が起きる)や脳腫瘍などがあり、これらの診断にはMRI検査が必要です。
素早く積極的な除外診断(脳以外の原因が無さそうであることを確認)で、例えば肝機能障害による高アンモニア血症、高カルシウム血症、低カルシウム血症、重度な貧血、心機能障害、アジソン病、などがみられないのであれば、主治医に脳の異常が疑われないか、MRI検査の必要性がないか、ご相談してみられてはいかがでしょうか。MRI検査は通常全身麻酔で実施しますので、麻酔リスクについて事前に検討する必要があります。また、MRI検査を受けられる際に、併せてCT検査を受けることができればより詳細な情報が得られます。
高齢のフレンチブルドックでは、グリオーマという脳腫瘍や心臓頭側(心臓のすぐ前)に大動脈小体腫瘍がみられることがあります。心臓近くの腫瘍はレントゲンで見逃すことがありますので注意が必要です。
以上、ご相談内容から気になった点をご説明させて頂きました。
どうぞお大事になさって下さい。

日時2019-02-07 00:37:41

coco(質問主)


先生、ご回答ありがとうございます。

その後、身体をブルブルすると、後ろ足がふらつき右の後ろ足が内側に入ることがありました。

レントゲン検査で椎間板ヘルニアの疑いがありそうな箇所と、股関節形成不全で股関節炎の可能性もあり、痛みが原因では?ということでプレビコックスを処方されました。

5日服用して目立った変化はなかったのでガパペンチンを処方され、プレビコックスと一緒に1週間飲んだところ、元気がなくなってから見られなくなった伸びをするようになり、普通に歩き自分から走ることもしました。但し相変わらず寝ていることは多いです。


元気は以前より出てきた様には思います。

質問ですが、非ステロイドの痛み止めで症状の改善が見られた場合、脳が原因である可能性は低くなりますか?

度々すみませんが、よろしくお願いします。


日時2019-02-22 00:45:04

専門の獣医師からの回答

改善しているとのこと、心配したような原因で無かったようで、安心致しました。
プレビコックスで脳炎や脳腫瘍の症状が改善することは普通ありませんので、これらの可能性は極めて低くなったと感じています。
引き続きお大事になさって下さい。

日時2019-02-22 00:54:13

coco(質問主)


早速のご回答をありがとうございます。

今後も様子を見ていきたいと思います。

日時2019-02-22 01:15:47

専門の獣医師からの回答

旋回ではなく、首を右に回すことが出来ていない様だ、とのこと。以下、限られた情報ですので、あくまで参考にして頂ければと思います。
正面から見て犬の顔は左右対称でしょうか。どちらかの唇が反対側に比べて垂れていることはございませんか。左右の耳も対象でしょうか。両側の上まぶた、下まぶた、鼻の穴を綿棒などで軽く触れると同じように反応が見られますか。首を右か左に傾けてはいませんか。舌が左右どちらかに偏ってダラリと垂れ下がってはいませんか。短時間でも痙攣発作のような症状がみられることはありませんか。
普通に歩行でき、普通に食器で飲水、採食できる場合、上記の症状がまったく見られないのであれば、絶対ではありませんが脳の異常を積極的に疑う症状ではないと思われます。
 脳に異常が無い場合に首を右に向けられない原因として次に疑うとすると、頸部の椎間板ヘルニアや頚椎の関節炎が挙げられます。また、頸部に何か腫瘤が発生して、それによって首を動かし難いことがあるかも知れませんが、すでに頸部の触診などの診察でそのあたりには異常が無いことが確認できていると思われます。
 以上の点を参考に、一度ご愛犬を観察してみて頂き、どうしても気になる点があれば再度主治医にご相談されることをお勧め致します。
 どうぞお大事になさって下さい。

日時2019-02-28 23:54:51

coco(質問主)


詳しいご回答をありがとうございます。
その後癲癇発作が起き、MRIを撮ったところグリオーマと髄膜腫が見つかりました。
体重11.4kgで、プレドニゾロンを12.5mg.グリセロール5cc.抗てんかん薬を服用しましています。

最後に苦しまないであげたいのですが、強い鎮痛剤や鎮静剤、呼吸を楽にする様なお薬を予めもらうことは可能でしょうか。

日時2019-03-01 06:02:05

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