イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

なつ(質問主)


猫アイコン 猫 10歳 オス 雑種

体重:6.5kg

飼育歴:8年10ヶ月

居住地:大阪府富田林市

飼育環境:室内

10歳の雄猫(雑種)の件で相談させていただきます。
普段あまり吐かない食欲旺盛で元気な子が、1か月前の朝3回吐いて、終日ぐったりしていたので夜に獣医Aへ行くと、以前の尿道結石が再発しているとの事で、抗生剤・吐き気止めを点滴し、薬をもらって帰宅しました。翌晩やっと元気になったと思ったら次は息苦しそうにうずくまり始めました。呼吸の度にお腹や口元・鼻も動いて、今まで見たことのない症状でした。苦しいのか横になれない様子で、一晩中座りかスフィンクスでした。良く朝一番で別の獣医Bへ行き、胸水が溜まっているのですぐ抜かないと死ぬとの事で針で200ml抜き、エコー・血液検査・レントゲンで肥大型心筋症との診断でした。

その後1週目はフォルテコールプラスと利尿剤を投与、2週目に費用の安い粉薬に変えて利尿剤をやめました。粉薬が合わなかったのか量が多かったのか、毎回薬を飲んで1〜1時間半後からぐったりして目も虚ろでした。3週目フォルテ+に戻すと元気復活し、来週4週目からフォルテ+と同じ成分の粉薬に変える予定です。

エコーによると心臓の壁の厚さは1cm、血が上に逆流しているとの事でした。今は以前と変わらずとても元気で食欲旺盛、呼吸も問題ないです。肥満気味なのでダイエット中、Drに言われたシニア用フードに変える予定です。ウンチは2−3日に一回(便秘気味なのでビオフェルンやイージーファイバーを少しずつあげます)、おしっこは日に2回です。

①薬の件ですが、フォルテコールプラスSは猫に投与しても問題ないのでしょうか?ただ費用が高く、同じ薬の個人輸入も検討していますが、他にも良いお薬があれば教えてください。

②胸水は獣医Aでされた点滴のせいで一気に溜まったものであり(B先生は、それまでに既に溜まり始めていたと仰いますが)自主発病とは言えないとしたら、病気はまだそんなに進行していない、と思いたいですが、薬を変えて体調が悪くなる=心臓がそれだけ悪いのだと言われました。既に厳しい状況なのでしょうか、、?

猫はできるだけ穏やかに、長生きさせてあげたいと思っております。
宜しくお願い致します。

日時2019-02-02 23:37:14

専門の獣医師からの回答

この子の病気は肥大型心筋症、今フォルテコールプラスの投与で少し落ち着いているとのことですが、点滴が原因かはわかりませんが、胸水が貯まったのであれば、心不全を来していると思われます。腎臓は問題なかったのでしょうかね。

1.一般論として、この薬剤は猫に投与しても大丈夫です。ただ、この子の病態に合っているかはわかりません。担当の先生に聞いてください。一般的には肥大型心筋症に強心薬は使用しませんが、末期には強心薬も使用することもあります。そして、普通の状態では点滴をしても胸水はたまりませんので、少しの負荷で胸水が貯まるというのは心不全の末期症状です。今後、状態が悪化して様々な薬剤の投与が必要になってくると思われます。命に係わる薬を安いからという理由だけでネットで買うのは自*行為だと思います。おそらく担当の先生もその投薬に関してアドバイスができなくなるでしょう。

2.前述しましたが、症状を読む限り末期症状です。もう1か月経過しているので、安定していればいいですが、心筋症は治る病気ではありませんので、今後、胸水が再貯留したり、肺水腫、血栓症、腎不全などを合併することが予想されます。高齢なので、甲状腺機能亢進症を合併していないかもチェックしてもらった方がいいでしょう。
 少しでも楽にしてあげたいと思うのは、我々獣医師も同じです。症状を示してからの治療では後手後手になりますので、定期的な検査に基づいた投薬、食事療法をお勧めします。

日時2019-02-06 12:30:53

なつ(質問主)


先生、

ご返信いただき有難うございます。

発症して1ヶ月ですが、胸水の時の様に全身で呼吸する様なことはありません。今飲ませているB先生に処方いただいた粉薬にも慣れてきたのか、お薬の後調子が悪そうで眠れなさそうな事もなくなりました。日中もできるだけ興奮させず安静にさせています。

腎臓は獣医Aのエコー検査で問題ありませんでした。T4は獣医B先生が胸水を抜いたその日に調べてくださり2.29ug/dlでした。

なんども申し訳ありません、あといくつかご教示頂けますでしょうか?

①ネットで見る甲状腺機能亢進症の症状で ”活発になる、食欲が増えるわりには痩せる(までいかないが太らない)”がここ数日あてはまりますが、数値が急激に上がって発症する場合もあるのでしょうか?

②強心剤は長期の治療には不向きと読みましたが、それだけ末期で今から必要という認識で良いのでしょうか?
③”定期的な検査に基づいた投薬、食事療法”ですが、どういった検査をすれば良いでしょうか?

お忙しい中恐れ入ります。
宜しくお願いいたします。

日時2019-02-08 12:41:49

腎臓の機能評価は尿検査や血液検査で行いますが、エコーまでしているのでたぶん上記の検査では異常がないのでしょうね。
1.甲状腺機能亢進症は心筋症の原因になります。血液検査でT4が正常であれば大丈夫です。急にT4が上昇することはありません。
2.肥大型心筋症は収縮能力は保持されている病気です。拡張機能が低下しています。ですから、収縮能力を増す強心剤は必要ないんです。ただ、拡張相となると、今度は収縮能も低下していき、拡張型心筋症みたいな状態になっていきます。この収縮機能が下がってくる時期に強心薬を投与します。この子の病態がわかりませんので、今強心薬が必要なのかは担当の先生に聞いてください。
3.胸水が貯まったという事実からして,心不全があり、そう余力がないと思います。体重、うっ血、浮腫の有無、BUN,Cre,TP、Tcho、電解質などを見ながら判断しますが、すでに上記の病態ですので、腎臓食を始めるべきと思われます。付け加えると、猫用の心臓病フードは販売中止になり、大手のフード会社では販売されていませんので、腎臓病で代用とします。

日時2019-02-08 14:18:24

なつ(質問主)


先生

お忙しい中何度も返信いただき有難うございます。とても専門的、且つ分かりやすく書いて頂き、だいぶ理解が出来ました、気をつけるべき事もわかってきました。

腎臓用フードに変えて、お薬と検査の面を詳しく獣医さんに聞いてみます。

本当に有難うございました。
先生がお近くにいらっしゃれば是非診ていただきたいです;) 

日時2019-02-10 16:58:07

猫の皮膚病は飼い主が気づくことが多い病気です。よくある事例や飼い主が気づけるポイントを、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が動画で解説します。

 
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