イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

たくあんづけ(質問主)


猫アイコン 猫 15歳 オス アメリカンショートヘア

体重:3.8kg

飼育歴:11年0ヶ月

居住地:神奈川県横浜市旭区

飼育環境:室内

猫(15歳、男の子)が一年ほど下痢が続き、2018年5月に血液検査を受けたところ、肝臓の数値がGPT:793(U/l)、GOT:85(U/l)、ALP:501(U/l)と悪いことが分かりました。
エコーでも異常が見つからず、甲状腺の検査をお願いしました。
結果サイロキシン:15.00μg/dlだったためメルカゾール5mgを一日2錠開始しました。
一週間後に1.02μg/dlまで下がり5mgを一錠に減薬。
その後の検査は、
●7月10日 11.70μg/dl(1.5錠に変更、GPT:63(U/l)、GOT:29(U/l)、ALP:213(U/l))
●7月24日  7.53μg/dl(1.5錠以下継続)
●8月18日 12.00μg/dl(GPT:143(U/l)、GOT:42(U/l)、ALP:295(U/l)、BUN33.6(mg/dl))
●9月3日  2.36μg/dl
●9月29日 1.08μg/dl(GPT、GOT、ALP基準値まで下がる。)

●11月24日の血液検査では、
サイロキシン2.20μg/dl
BUN 44.6 (mg/dl)
クレアチニン 2.2 (mg/dl)
リン 5.2 (mg/dl)
メルカゾールの減薬をお願いしたところ、このまま続けるとのことでした。
●12月から食欲が減り、又、便秘気味で、年明けからぐったりして食べなくなり心配で病院へ連れて行き血液検査したところ、
BUN 103.0 (mg/dl)
クレアチニン 5.5 (mg/dl)
リン 8.5 (mg/dl)
と腎臓が悪化していることが分かりました。
かなりの便秘でその日は浣腸と点滴の処置を受け、メルカゾール休薬。
週に2回程の間隔で現在5回点滴を受けました。
メルカゾールの副作用で腎臓が悪化したのでしょうか。また、休薬することで正常に戻るのでしょうか。
甲状腺機能亢進症の進行や肝臓への影響、何より腎臓が心配です。
今お世話になっている獣医さんからは説明がなく心配でたまりません。
今は時々ゼリー状の猫缶をちょっとづつ食べ、時々いつものカリカリを食べますが、量は少ないです。
お水は普段通り飲み、おしっこの回数も変わりませんが便秘気味です。
もともと体重が4.5kgありましたが12月に入ってから現在3.8kgと痩せてしまいました。
病院を変えようと思ってますが、本人が辛そうなのが心臓がえぐられる思いです。
今後どのようにしていけば良いか混乱してます。
文章が稚拙で読みづらく申し訳ございません。
先生方のご意見やお考えをお聞きしたく投稿させて頂きました。
どうぞ宜しくお願い致します。

日時2019-01-18 19:05:14

専門の獣医師からの回答

高齢の猫では,甲状腺機能亢進症はしばしば認められる疾患です。
治療はメルカゾールの投与または特別な治療食を与える方法があります。
今回は前者で治療されているようですが,メルカゾールは通常2.5mg(5mgの薬を半錠)を1日1回でスタートし,2週間後の検査で総サイロキシン(T4)濃度が2μg/dl以上であれば,2.5mg(5mgの薬を半錠)を1日2回に増量します。
T4が1~2μg/dlになるように調整するのが一般的です。
重症例で腎不全の徴候がない場合には,はじめから5mgを1日2回投与する場合もあります。
一方,腎不全や尿毒症の猫では投与量を減らす必要があります。
11月の検査で腎不全が認められ,現在はすでに腎不全が尿毒症レベルに進行しているようですが,これは極めて深刻な問題です。
腎臓は再生しない臓器の代表ですので,早急に尿毒症を是正し,腎不全の進行を少しでも遅らせるための治療が必要です。
尿毒症に陥っている場合には,水分補給が重要で,入院で静脈内持続点滴が最も有効です。
しかし,高齢猫では入院がストレスになる場合もあり,入院させずに治療を行う場合には,毎日皮下補液に通院していただくなどの治療が必要かと思います。
いずれにしても,甲状腺機能亢進症の高齢の猫では,心不全や腎不全はよく認められる症状で,甲状腺機能亢進症の治療と併せて,心臓や腎臓に対する治療が必要となることもしばしばです。
すでに体重減少が認められるとのことなので,食事療法や投薬を含めた積極的な治療が必要である可能性が高いと思われます。
輸液療法以外の具体的な治療に関しては、病態や猫の性格や飼い主様の時間的あるいは経済的事情も含め,総合的な判断が必要ですので、主治医の先生とよくご相談して頂くか,セカンドオピニオンを希望されるのであれば,早めに対応されることをお勧めします。

日時2019-01-25 14:30:26

猫の皮膚病は飼い主が気づくことが多い病気です。よくある事例や飼い主が気づけるポイントを、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が動画で解説します。

 
これまでに2,000件以上もの相談が寄せられています。
みなさんの心配事に似ている過去の事例がないか、症状、病気、体の部位、薬、犬種・猫種など気になるキーワードで、相談・回答を検索してみましょう。

相談を検索する

種別: